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B&Wが初の完全ワイヤレス「PI7/PI5」~ノイズキャンセル搭載でBluetooth非対応機ともつながる

2021年06月22日 11時00分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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 4月24日開催の「春のヘッドフォン祭 2021 ONLINE」で話題となった新製品がいよいよ登場する。老舗オーディオメーカーであるBowers & Wilkins(以下B&W)初の完全ワイヤレスイヤホンB&W「PI7」と「PI5」だ。オープンプライスで、実売は4万円弱/2万5000円弱。今週末6月25日(金)から販売開始だ。

PI7のホワイトモデル

 PI7とPI5はそれぞれB&Wの製品らしく、高音質を売りにしている。音質チューニングを「800 Series Diamond」を手掛けたチームが担当していることもポイントだ。

PI7はバイアンプ方式のハイブリッド型イヤホン

 上位のPI7はaptX Adaptiveに対応しており、スマートフォンから最大48kHz/24bitの音楽データを受けることができる。またユニークなことに、NFMI (電磁誘導通信の一種)を使い、左右間の通信も48kHz/24bitで行える。つまり、スマートフォンがaptX Adaptiveに対応していれば、全経路で48kHz/24bitのハイレゾ伝送ができる。NFMIは電波ではないので、頭部をまたいだ通信でも左右間の音切れが起きる心配が少ない。

 ドライバーユニットは直径9.6mmと比較的大きなダイナミックドライバーに加え、高音域用にバランスドアーマチュア型ドライバーを追加している。スピーカー再生のようにそれぞれを専用のアンプで駆動するバイアンプ方式を採用している点も特徴だ。

 PI7には周囲の環境に応じて最適なノイズキャンセリング処理を行うアダプティブ・ノイズキャンセリング機能とアンビエントパススルー(外音取り込み)機能が搭載されている。イヤホン本体はIP54仕様で、重量は各7g。充電ケースとの合計は75gだ。

 さらに特徴的なのは、Bluetoothトランスミッター機能を充電ケースに内蔵していて、飛行機の座席にあるイヤホンジャックやゲーム機などBluetooth接続ができない機器の音もワイヤレス接続できる。3.5mmのアナログ出力と充電ケースをつなぐと、そこからPI7にワイヤレス伝送ができる。

 連続再生時間は本体だけで最大4時間。充電ケースの内蔵バッテリーは4回充電できる(16時間)容量を持つため、合計20時間である。15分で2時間再生の急速充電に対応。

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