AMDとGoogle Cloudは6月17日(米国時間)、Google Compute Platform向けの新しい仮想マシン・ファミリー「Tau VM」のひとつとして、T2Dインスタンスを発表した。
T2Dは、Zen 3コアを採用した第3世代AMD EPYCプロセッサーを搭載している。このインスタンスは、主要なパブリッククラウドベンダーが提供する汎用VMと比較して、56%の性能向上と42%のコスト・パフォーマンス改善をうたう。そのため、ウェブサーバー、コンテナ化されたマイクロサービス、データ処理、大規模なJavaアプリケーションなど、演算負荷の高いビジネス・アプリケーションに最適としている。
Google Cloudブログでは、TwitterとSnapが特定のスケールアウト・ワークロードを対象にT2Dの初期テストを実施した結果、既存のシステムと比較して2桁の性能改善が見られたと紹介している。