AMD、7nmプロセス「AMD RDNA 2」アーキテクチャーを採用したグラフィックスワークステーション向けビデオカード「AMD Radeon PRO W6800」発表
2021年06月09日 16時00分更新
米AMDは6月9日、ワークステーション用GPU「AMD Radeon PRO W6000」シリーズを発表した。
7nm製造プロセスの「AMD RDNA 2」アーキテクチャーを採用した新製品ラインとして、AMD RDNAビデオカードとしては最速となる「AMD Radeon PRO W6800」のほか、超高性能ワークフロー向け「AMD Radeon PRO W6600」ビデオカードやモバイル向け「AMD Radeon PRO W6600M」がラインアップ。
リアルタイムのハードウェア・アクセレレーション・レイトレーシング演算ユニットは、「Radeon PRO」ビデオカードに比べて最大46%高速なレンダリングを実現するほか、可変レートシェーディング(VRS)のサポートにより、フォトリアリスティックなビューポートとレンダリングをリアルタイムで実行可能。
GPUダイ上に統合された最大128MBのデータキャッシュ「AMD Infinity Cache」は、レイテンシーと消費電力を削減するように設計。高速GDDR6グラフィックスメモリー全体にアクセスできる「Smart Access Memory」、プロジェクトのファイルサイズに応じてビューポート1秒あたりのフレーム数のパフォーマンスを向上させる「AMD Radeon PRO Viewport Boost」などの機能を備える。
AMD Radeon PRO W6800は主要な小売店やECサイトで販売を開始。AMD Radeon PRO W6600は今年第3四半期より発売予定。AMD Radeon PRO W6600Mは、7月より一部の国で「HP Fury ZBook G8」モバイル・ワークステーションに搭載される予定。
製品モデル | ストリーム・プロセッサー | TFLOPS | GDDR6 ECCメモリー |
メモリー 帯域幅 |
メモリー・インターフェース | ディスプレー 出力端子 |
AMD Radeon PRO W6800 |
3840(60CUs) |
~17.83 (FP32) ~35.66 (FP16) |
32GB @16 Gbps |
512 GB/s | 256bit | Mini-DisplayPort 1.4 ×6 |
AMD Radeon PRO W6600 |
1792(28 CUs) | ~10.4 (FP32) ~20.8 (FP16) |
8GB @14Gbps |
224 GB/s | 128bit | DisplayPort 1.4 ×4 |
AMD Radeon PRO W6600M |
1792 (28 CUs) |
~10.4 (FP32) ~20.8 (FP16) |
8GB @14Gbps |
224 GB/s | 128bit | 搭載機種に依る |