■「プライバシー」と「生産性」を両立
最近のアップルが注力するプライバシー保護についても、さまざまな機能が追加されています。その中でも注目を集めたのが、Siriの音声認識がデバイス上で完結する機能です。
ユーザーの音声がインターネット上に送られることがないため、プライバシーを確保できるのはもちろん、応答速度が大幅に速くなったようです。プロセッサー性能を活かしたデバイス上でのAI処理は業界トレンドでもあり、音声操作の普及を後押しするものになりそうです。
生産性向上を期待できるのが「集中モード」。これまでの「おやすみモード」に加えて、仕事やプライベートなど複数のモードで通知やウィジェットの絞り込みができます。短時間で集中して仕事を終わらせればオフの時間も長くなるという意味では、デジタルウェルビーイングに役立つ機能といえるでしょう。
地味ながらも大きな進化を遂げたのが「メモ」です。タグ付けに対応したことで、たくさんのメモを整理できるようになりました。Evernoteのような外部サービスからの移行を考えていた人にとって、背中を押す機能になるかもしれません。
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