IDCフロンティアは5月13日、マルチインフラ環境でKubernetesクラスターの構築・展開・管理を実現するマネージドコンテナサービス「IDCFクラウド コンテナ」の提供を開始した。
企業のITインフラのクラウド化の拡大に伴ってレガシー・アプリケーションからコンテナ化されたクラウドネイティブ・アプリケーションへの移行も進み、コンテナの管理基盤であるKubernetesが技術トレンドとして注目を集めている。しかし、Kubernetes環境を実装するための技術習得がエンジニアの課題で、コンテナ導入の障壁となっているという。
IDCFクラウド コンテナは、顧客がコンテナの管理基盤を構築・運用する必要がなく、ITインフラ環境でシームレスにコンテナが利用できるマネージドコンテナサービス。同社のパブリッククラウド「IDCFクラウド」にて冗長化されたKubernetesクラスター環境を展開できるほか、海外大手クラウドをはじめとする他社クラウドやプライベートクラウド、データセンターのオンプレミスといったITインフラにて利用者独自のコンテナイメージが利用可能。
複数のインフラにまたがるコンテナ環境も一元管理できるウェブUIを備え、煩雑なコンテナの管理とワークロードをデプロイ可能。CI/CD機能や監視機能により、アプリケーションの本番環境へのリリース自動化やシステム全体の監視も行なえる。また、アプリケーションのデプロイ先をDCFクラウドとして選んだ場合、ノードのオートリカバリー機能、クラスター内コンテナのバランシングなどの機能も利用できる。
料金は従量制。「IDCFクラウド コンテナ for マルチクラウド」の場合で1ノードあたり16円/時間(月額上限8000円)より(税抜価格)。