ソフトバンクのY!mobileブランドでも、2月から5Gでのサービスをスタートしており、今回紹介するZTEの「Libero 5G」は、Y!mobile初の5G対応Androidスマートフォンとなっている。5G対応端末としては、すでにiPhone 12、iPhone 12 miniが発売されているが、「Libero 5G」は2万5920円と購入しやすい価格で、5G対応端末の普及にひと役買いそうなモデルだ。
おサイフ&防水と日本人向けの機能を搭載
ディスプレーは6.5型(2340×1080ドット)の液晶パネルを搭載。左右は狭額縁仕様になっており、本体サイズは約77×166×9.2mmとコンパクトに収まっている。最新の最上位モデルと比較すると、ディスプレー下部のベゼル幅はやや気になるが、操作しにくいといったデメリットがあるわけではないので問題なし。ただし本体重量は約201.7gとなっており、実際に手に持ってみると見た目の印象よりも重く感じる。
本体背面は樹脂素材で、カラーはレッド、ブルー、ホワイトの3色展開。低価格のモデルながら、IP57の防水・防塵にも対応しているので、水気のある場所やアウトドアでも安心して使用できるのはポイント。
指紋認証センサーは本体背面に配置。指紋を使ってロックを解除する際に、指紋ごとに起動するアプリを最大5つまで割り当てる機能も装備。利用頻度の高いアプリを登録しておけば、画面操作を省いてすぐに使えるようになるのは便利だ。
またFeliCaも搭載しており、おサイフケータイサービスが利用可能。FeliCaのセンサーを示す位置は本体にプリントされていないが、だいたい指紋認証センサーの下部あたりに配置されている。
今回、FeliCaを搭載した背景として、ソフトバンク プロダクト&マーケティング統括 モバイル事業推進本部 パートナービジネス統括部 パートナービジネス2部2課の福住健将氏は「販売店やお客さまから対応を求める声が多く挙がっていた」としており、キャッシュレスの普及が進む中、おサイフケータイサービスについての要望が大きくなっているようだ。
モバイル通信は5Gに対応しており、バンドはn3、n28、n77のSub6が利用可能。ミリ波には非対応となっている。またWi-Fiは、IEEE802.11a/b/g/n/acに対応するが、Wi-Fi 6(ax)は利用できない。SIMスロットは本体上部にあり、ピンで押し出すトレー式。シングルSIM仕様で、トレーはmicroSDもセット可能だ。
ボタン類は本体右側面に、音量調整ボタンと電源ボタンがある。端子類はType-Cのみで、本体下部に配置。低価格モデルとしては珍しく、イヤホンジャックは搭載しておらず、USB Type-C to 3.5㎜変換ケーブルが付属している。
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