プレザージュ初のナイロンストラップを採用したモデルも用意
セイコー プレザージュ、1960年代のスタイルを再現した6万円前後の機械式、新シリーズ「Style60’s」
2021年05月12日 12時00分更新
セイコーウオッチは5月11日、「セイコー プレザージュ」から、1960年代のヴィンテージスタイルを再現した機械式腕時計の新シリーズ「Style60’s」全6モデルを発売すると発表した。6月10日から販売を開始する。
Style60’sは、1964年に発売された「クラウン クロノグラフ」の意匠をベースとしたデザインを採用。国産初のクロノグラフとして生産された同モデルは、レトロ感のあるボックス型ガラス、見切りが広く視認性の高いダイヤル、アラビア数字が施されたソリッドなベゼルなどが特徴だ。
Style60’sでも、特徴的なボックス型のガラスを採用し、柔らかな印象で1960年代当時のヴィンテージ感を表現したそう。ダイヤル上には、クラウン クロノグラフから継承した立体的なインデックス、シャープな形状の針を採用し、インデックス周囲の外周部にはサークル状に仕上げ違いの面を配置した。これにより視認性を高めたほか、見る角度によって表情が変わる暖かみのあるダイヤルを実現したとうたう。
丸みを帯びたケースは、手首にしっかりと固定されるよう内側に傾斜した形状で、心地よい装着感を実現。かん足には鏡面仕上げを施した面を配置し、ヴィンテージ感を醸し出しつつ、現代のライフスタイルに寄り添うデザインに仕上げた。
文字盤のカラーは、ベーシックなブラック、ヴィンテージ感のあるアイボリーにくわえて、1960年代以降に流行したアースカラーをイメージしたグリーンを用意。一部モデルは、ルミブライトの塗料を色褪せたようにすることで、ヴィンテージ感を高めた。
ラインアップは、「SARY189」「SARY191」「SARY192」「SARY193」「SARY195」「SARY197」の6モデル。いずれもケース径(りゅうず除く)は40.8mmで、ケース素材はステンレススチール。ムーブメントは機械式で、SARY189/SARY191/SARY192は4R39、SARY193/SARY195/SARY197は4R35を搭載する。巻上方式は自動巻(手巻つき)、時間精度(気温5~35度において腕に着けた場合)は平均日差+45秒~-35秒、パワーリザーブは約41時間。そのほか5気圧の防水性能を備える。
SARY192とSARY197は、プレザージュとしては初のナイロンストラップを採用したモデル。SARY192はダイヤルの9時位置をスケルトン構造にしたオープンハート仕様、SARY197はカレンダー機能付きのモデルで、自身のライフスタイルや好みにあったモデルを選択できる。
価格は、SARY189/SARY191/SARY192が6万6000円、SARY193/SARY195が6万500円、SARY197が5万5000円。