日本ユニシスと北國銀行は5月6日、「BankVision on Azure」によるフルバンキングシステムの稼働を開始したと発表した。
BankVision on Azureは日本マイクロソフトのパブリッククラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」上でオープン勘定系システム「BankVision」をで稼働させるシステム。フルバンキングシステムのパブリッククラウド環境での稼働は国内初という。
北國銀行は、自行システムの全面クラウド化(パブリッククラウド化)の方針のもと、日本ユニシスの「BankVision」の次期稼働基盤としてMicrosoft Azureの採用。BankVision on Azureは、強固な堅牢性と各種規制対応が求められるコアバンキングシステムをパブリッククラウド上で実装したもので、オープンAPI対応により周辺システムや先進サービスと低リスク・短期間で連携できるインターフェースが利用可能、データの収集・蓄積~分析・活用による新たなサービスの創出などの利点があるという。
北國銀行と日本ユニシスは今後、BankVision on Azureと並行して、Azure上でのデータの収集・蓄積を行なう「Data Lake」をはじめとしたデータ活用プラットフォームの構築を推進。銀行データおよび地域データを活用した地域エコシステムの実現を目指すとしている。