富士通クラウドテクノロジーズは3月24日、パブリック型クラウドサービス「ニフクラ」および「FJcloud-V」にて、コンテナ管理基盤「Kubernetes」を簡単に運用・管理できるマネージドサービス「Kubernetes Service Hatoba」正式版の提供を開始。申し込み受け付けを開始した。
Kubernetesはコンテナ管理基盤では標準プラットフォームとなりつつあるが、運用には一定のスキルが求められるという。同社では2019年3月から 「Hatoba(β)」としてマネージドサービスを試験的提供し、今回新たに正式版としてリリース。
Kubernetes Service Hatobaでは、コントロールパネルやAPIから簡単にクラスターを構築・管理できる機能、Kubernetesバージョンのアップグレードを行なう機能、クラスターの状態をスナップショットとして保持して同等のクラスターを作成する機能などを提供。アプリケーションを集約して実行するための最適なコンテナ環境や、冗長化による高可用な運用を実現するという。
ニフクラおよびFJcloud-VのロードバランサーやRDBといった既存サービスや利用者のオンプレミス環境との連携も容易としている。
従量課金となり、管理手数量は10円/時、ノード料金(1ノードあたり)はタイプ・メモリーにより異なり16円/時から。スナップショットはオプション料金となり1円/個/時。
また、「Hatoba出航!DX実現に向けたKubernetesスタートアップキャンペーン」として、3月24日~9月30日の期間中は管理手数料およびスナップショットが無料となるキャンペーンを実施する。