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佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第60回

人気の予感、final監修の1万円以下ANCヘッドホン「ag WHP01K」

2021年03月15日 17時00分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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 「ag WHP01K」は、agブランドでは初のワイヤレス・ヘッドホン製品だ。3月5日に発売開始され、直販価格9800円と安価でありながらハイブリッド・アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が搭載されている。また、テレワークなどのためにノイズキャンセリングは本体とは独立回路が採用されているのでANCだけでの使用もできる。

 finalが音質を監修している点もポイントだ。名称にKがついているように、マニアのサブ機を称する音質の高さを特徴としている。普通こうした製品は、デジタル部分で大きく味付けをするものだが、WHP01Kでは、完全ワイヤレスの「TWS01K」や「TWS04K」シリーズのように、ドライバーの音響特性を追求し、Bluetoothに起因する高音域の気になる部分のみわずかにイコライザーで補正するという独自の方法を採用している。

 つまりデジタルに頼らず素の状態での素直な音の良さを目指しているわけだ。

 低価格帯ながら、高音質で低遅延のaptX Low Latency(aptX LL)コーデックに対応している。また、電池切れの心配がなく、さらに低遅延で使いたい人を想定し、有線接続もできるように3.5mmケーブルも付属している。再生時間は一回の充電でANCオフで約35時間、ANCオンで25時間の再生が可能と長めだ。カラーはダークグレー、ブラック、ホワイトクリームの三色が用意され、本稿ではダークグレーのモデルを使用した。

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