アドビは3月11日、電子署名システム「Adobe Sign」が米国政府のクラウドセキュリティー認証プログラムFedRAMP(Federal Risk and Authorization Management Program)Marketplaceにおいて、Moderateレベル認定取得で正式に“In Progress(審査中)”の段階に入ったと発表した。
これにより、米国政府機関は、個人情報を取り扱うプロセスにもAdobe Signを使用できるようになる。Adobe Signは、政府機関でセキュリティーが強化されたマイクロソフトの「Azure Government Cloud」をベースとしている。
とくに2020年はコロナ禍によりオフィスが閉鎖され従業員が在宅勤務となったことで、政府機関はサービスの中断や遅延が生じたことが大きな影響を与え、米国政府では現在、市民サービスと職員就業環境の両方を改善させるためドキュメントやサインのデジタル化を進めているという。
アドビではFedRAMP認証を受けた適切なソシューションをもって、市民のデジタルエクスペリエンスを向上させ、リモートワークを可能にし、業務効率の向上化に貢献するとしている。