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自然に高品質の音源が聞きたくなる素直な高音質と、極めて自然な空間オーディオ

【AirPods Maxレビュー】iPhoneやiPadで最高の音響体験を求めるなら迷わず買い!

2021年03月10日 12時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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音漏れを防ぐ強めの装着感

 本体の重量がそれなりに重いこともあって、ヘッドフォンとしての装着感はけっして軽快な方だとは言えない。また、ノイズキャンセリング効果を最大限にするためもあってか、オーバーイヤーのイヤーカップを耳の周囲に押さえつける力は、どちらかといえば強めとなっている。そのため、圧迫感も強めに感じるが、イヤークッションがかなり柔らかいこともあり、長時間着けても耳の周囲が痛くなるようなことはなかった。このイヤークッションは、形状記憶フォームを採用して密閉度を高くしている。ノイズキャンセリングをオフにしても、周囲の音が聞こえにくいし、逆に再生音の音漏れも少ない。一般的にノイズキャンセリングは、外部から内部に侵入する音は打ち消しても、内部から外部に漏れる音には無頓着だ。

 しかも自分では気づかない部分だけに、重要なポイントだろう。

 イヤーカップとヘッドバンドをつなぐアームは、一見すると角度調整ができないタイプのように見えるが、実際にはカップとのジョイント部分がフレキシブルに動く。それによりカップと耳の角度は常に最適に保たれる。ただし、角度の可動範囲には限界があるので、頭部の幅の狭い子供や小柄な人などの場合、耳の側面とカップが並行にならない可能性がある。心配なら実際に試着してみるといいだろう。

 ヘッドバンドのメッシュは、フレームの巧みな形状によって円筒形を描くように張られているので、それ自体が適度なクッション性を発揮する。向こう側が透けて見えるほどの粗さのメッシュなだけに通気性もよく、頭頂部が蒸れたりする心配も皆無だ。

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