高機能ストレージ「Drobo」でデジタルライフをアップデート 第12回
PC買い替えユーザーにオススメ!
導入が超簡単なNAS「Drobo 5N2」でデータ移行を楽々実現
2021年03月22日 11時00分更新
Drobo 5N2を導入しよう
まずは、Droboをセットアップする方法から紹介しよう。一般的なNASはネットワークの知識がない初心者にはハードルが高いが、Droboはセットアップも設定も非常に簡単。次の6ステップで使い始められる。
●「Drobo 5N2」のセットアップ手順
1:ドライブの取り付け
2:配線と電源投入
3:Drobo Dashboardのダウンロードとインストール
4:必要に応じDrobo Dashboardで設定を変更
5:管理者設定を行う
6:共有を作成して設定する
米Drobo社のWebサイト「http://www.drobo.com/start/」にセットアップガイドが用意されているので、基本的にはその手順にしたがって進めれば問題ない。ここでは各手順を簡潔に紹介しよう。
▼ドライブの取り付け
まずは、本体正面の「drobo」のロゴマークがついたマグネット吸着式のフェースプレートに指を引っ掛けて取り外したら、HDDの上面ラベルを上にしてドライブベイにまっすぐ差し込む。ドライブベイの左側にあるグレーのレバーがカチッと引っかかって固定されれば取り付け完了だ。Droboを使い始めるには最低2台のドライブが必要なので、2台以上のHDDを同様の手順で装着しよう。すべて装着したら、フェースプレートは元通りにしておく。
▼配線と電源投入
製品に同梱されているLANケーブルを、本体背面のポートとルーターやスイッチングハブのLANポートに接続し、本体背面の電源スイッチをオンにする。初めて電源を入れると初期設定などが行われるため少し時間がかかるが、正常に起動するとドライブを取り付けたスロット横のLEDが緑に点灯する。
▼Drobo Dashboardのダウンロードとインストール
米Drobo社のWebページ「http://www.drobo.com/docs/」にWebブラウザでアクセスし、購入したDrobo(今回は、Drobo 5N2 & Special Editions)のイラストをクリック。Windows版とMac版のダウンロードリンクが表示されるので、自分の環境にあった方をダウンロードしてインストールする(Mac版はインストール後に再起動が必要になる)。
▼設定の確認と変更
Drobo Dashboardを最初に起動すると製品登録画面が表示されるので、必要事項を記入して登録しておこう。続いて画面上に製品のイラストが表示されるのでそれをダブルクリック。場合によっては画面下部に「初期設定を完了中です」と表示されることもあるが、自動的に初期設定が完了するのでそのまましばらく待っていればいい。初期設定が完了すると、薄いグレーで表示されていた画面左側の一部のメニュー項目が白い文字に変わり、各種設定を変更できるようになる。もっとも、一般家庭で使う場合はデフォルトのままでも基本的に問題ない。
ただしデフォルトだとネットワーク内のDHCPサーバー(インターネット接続用のルーターや無線LANルーターがその機能を持つ)によって、DroboのIPアドレスが自動的に設定される。IPアドレス割り当てのルールが決まっている企業ネットワークなどでは手動でIPアドレスを指定した方がよいだろう。手順は、左側のメニューから「Drobo設定」→「ネットワーク」と進み、「IPアドレスを手動で割当て(高度ユーザー)」を選ぶと設定できる。
▼管理者設定を行う
Drobo Dashboardのステータス画面に、青い文字で「ここをクリックすると、本Droboデバイスのパスワード保護ができます」と表示されているので、その文字列をクリックする。「管理者設定」画面が表示されるので「ユーザー名」と「パスワード」を設定して「OK」ボタンを押す。なお、ここで設定した「ユーザー名」と「パスワード」を忘れると再設定が必要になり、Droboに保存したデータも消去するハメになるので気をつけよう。
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