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高機能ストレージ「Drobo」でデジタルライフをアップデート 第12回

PC買い替えユーザーにオススメ!

導入が超簡単なNAS「Drobo 5N2」でデータ移行を楽々実現

2021年03月22日 11時00分更新

文● 山口優 編集●金子/ASCII.jp

提供: プリンストン

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 PCを買い替える際に頭を悩ませるのが、これまでPC内に溜め込んできたデータの扱いだ。USBメモリなどを使って手動で新しいPCに移動してもいいのだが、ファイルが多いと思った以上に手間も時間もかかる。また旧PCを処分せずサブ機として併用したい場合は、新PCにデータを移してしまうと旧PCでそのデータが必要になったときに不便。かといって新旧両方のPCにデータを保存しておくと、それらを同じ状態に保つためには定期的に同期させなければならず面倒だ。

 そこでオススメしたいのが、ネットワークを通して複数の端末でデータ共有できるNAS(Network Attached Storage)を活用する方法。とくにビギナーに優しい米Drobo社のNAS「Drobo 5N2」なら、導入や設定が簡単なうえ耐障害性も高いため、データを安全に保管しておくことができて一石二鳥だ。ここでは、その特徴と導入方法、活用の仕方などを詳しく紹介していこう。

米Drobo社のNAS「Drobo 5N2」。日本ではコンピュータ周辺機器などでおなじみのプリンストンが代理店となり販売・サポートを行っている

容量や機能の拡張が容易なNAS「Drobo 5N2」

 NASはLANケーブルでルーターやスイッチングハブなどにつないで使うネットワーク接続のストレージだ。同じネットワーク内にある複数のデバイスから同時にアクセスしてデータを読み書きできるため、NASにデータを移しておけば、PCを買い替えたり買い増したりした場合も新旧のPCで簡単にデータを共有できてとても便利。

 NASには、最初からHDDが内蔵された完成品タイプと、自分でHDDを用意して組み込む「NASキット」の2タイプがある。NASキットは完成品タイプに比べて導入に一手間必要になるが、その分、好きな容量のHDDを自分で選んで搭載できるなどメリットも多い。今回紹介する米Drobo社の「Drobo 5N2」もNASキットのひとつで、次のようなメリットがある。

▼HDDを5台まで搭載できる

 Drobo 5N2にはドライブベイが5つ用意されており、HDDを5台まで搭載できる。それにより、最大64TBという大容量を実現することが可能。これだけあれば、動画のようにファイルサイズの大きなデータをガンガン溜め込んでも当分は容量不足に悩むことはないはずだ。

Drobo 5N2は、本体に最大5台のHDDを搭載できる

▼導入後の容量アップが簡単

 Drobo 5N2は、最低2台のHDDを装着すれば使い始められる。使っていて容量が足りなくなってきたら空いているドライブベイに新しいHDDを追加したり、搭載しているHDDをより大容量のものに交換するだけで簡単に容量アップをはかることが可能だ。

HDDを追加したり交換したりして手軽に容量アップすることが可能だ

▼HDDが破損しても復旧できる

 Droboは複数のHDDに復旧用の情報を分散して書き込んでいるため、いずれか1台のHDDが破損しても、そこに保存されていたデータを問題なく復元できる。3台以上のHDDを搭載している場合は、2台同時に破損しても復元できるように設定することも可能だ。

HDDが破損した場合でも、新しいHDDと交換することで復旧できる心強いデータ保護機能が搭載されている

▼専用ツールで導入や管理が簡単

 NASによっては、導入や運用のハードルが高く専門知識が必要になる場合もあるが、Droboの場合は初めてでも問題なし。グラフィカルで直感的に使える専用ツール「Drobo Dashboard」が用意されており、ネットワークやストレージの知識がない初心者でも手軽に導入して運用できる。

無料の専用ツール「Drobo Dashboard」が用意されており、ビギナーでも導入・運用がしやすい

▼国内代理店による手厚いサポート

 国内正規品なら販売代理店のプリンストンによる手厚いサポートを受けられる。たとえば、万一、Drobo本体に不具合が生じても、保証期間内なら正常動作する同一機器に無償で交換してもらえるので安心だ。

国内代理店プリンストンのサポートページ。本体が故障した際に同一機種に無償交換してもらえるなど、手厚いサポートが受けられる

▼アプリで機能を拡張できる

 「DroboApps」というスマートフォンのアプリストアのような仕組みが用意されており、純正アプリやサードパーティ製アプリをインストールして利用することが可能。たとえばデフォルトの状態だとLAN内でしかDroboにアクセスできないが、アプリを使ってクラウドストレージ機能を追加すれば、出先からでもアクセスできるようになる。

Drobo 5N2のアプリストア「DroboApps」の画面。多彩なアプリでDroboの機能を拡張していくことができる

 ここからは、実際にDrobo 5N2を導入する方法や、容量をアップする方法、アプリを使ってクラウドストレージを構築する方法などを詳しく紹介していこう。

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