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事務所で来客用の手指消毒に使ってみた:

キングジ厶のアルコールディスペンサー 便利だが注意点も

2021年02月28日 09時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■スイッチの位置と誤射に気をつけたい

 以上、セッティングも使い方も簡単そのものですが、気をつけなければならない点が4つ。

 まず電源スイッチ。本体の移動や、消毒液の補充、トレーにこぼれたアルコールを拭き取る時は、必ず電源を切りましょう。センサが反応しまくって、そこら中アルコールびたしになるからです。

 ところが、この電源スイッチが曲者。スライド式で本体背面に付いていているのですが、表からはオン / オフどちらに入っているか分からない。向かって左がオン、右がオフと覚えるか、LEDの点滅で確かめるのが無難かも知れません。なぜならスイッチの位置を確認すべく本体を持ち上げると、それも誤射を招いてしまうからです。

 そして必ず付属のトレーに乗せて使うこと。置く場所が白かったり、光を反射したりすると、センサが誤作動してアルコールの噴射が止まらなくなります。トレーがマットグレーなのは、そうした誤作動を防ぐ意味があるようです。

 しかしトレーに乗せていても、日光が当たる場所に置いてはダメ。まず半透明のアルコール容器に日光を当てること自体がまずい。そして人が通って光を遮ったり当たったりを繰り返すと、やはり誤射してしまいます。

 最後に一番大事な点ですが、高濃度のアルコールは低い温度で簡単に引火する液体です。くれぐれも火のそばには置かないようにしてください。

 以上、本体に触る時は電源を切る。使う時は必ずトレーに乗せる。日光が当たるところに置かない。火気厳禁。この4つに気をつけて新型コロナに打ち勝って参りましょう!

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