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周囲の音を聴きながら使える快適性、テレワークにも便利? メガネとして使える?

サングラス型スピーカーって、どこが新しくて便利? Bose Framesの特徴をまとめる

2021年02月22日 13時00分更新

文● 山本敦 編集●ASCII

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第2世代機“Tempo”と“Soprano”はここが進化した

 Bose Framesのうち、「Tempo」はスポーツタイプ、「Soprano」は、キャッツアイ・デザインでドレッシーな外観だ。スマホにBluetooth接続して、音楽、ラジオ、映画、ゲームなど、さまざまなコンテンツの音声を聴けるほか、本体にマイクも内蔵しているのでハンズフリー通話ができる。ペアリングや本体のセットアップに使う専用モバイルアプリ「Bose Music」はiOS/Android OSをサポートしている。

2020年モデルのBose Framesはモバイルアプリ「Bose Music」で本体設定等を行う。

 SopranoとTempoは、2019年モデルのBose Framesよりもスピーカーボックスの容積を拡大した成果により、一段と肉厚なサウンドが楽しめる。音量を絞ってもベースの重心は低く安定していて、楽器の音色も鮮やかに伝わってくる。耳をふさがずに聴けるのでリスニング感が窮屈にならない。ボーカルがとてもクリアで伸びやかだ。

正統進化したSoprano

 Sopranoは、2019年に発売されたBose Frames Alto/Rondoの2機種からリニアに進化を遂げた男女兼用のサングラス型ウェアラブルスピーカーだ。本体はIPX2相当の防滴対応。充電用のカスタム4ピンケーブルを引き継いだ。満充電からの最長連続駆動時間の目安は約5.5時間。

キャッツアイデザインのフレームを採用するSoprano。

 デザインはフレームに光沢を付けて、レンズのサイズも少し大きくした。右のテンプルに搭載するボタンで再生中楽曲のトラック送りやハンズフリー通話操作に対応。テンプル側面のパネルを前後にスワイプすると音量のアップダウンになる。リモコン操作は覚えることも少ないのですぐに馴染めると思う。本体を外して、テーブルの上など平らな場所に逆さに向けて2秒間置くと自動的に電源が切れる機能もある。

右側面のタッチセンサーをスワイプするとボリュームがアップダウンする。

Tempoは初のスポーツタイプで、アウトドア仕様を強化

 Tempoは、Bose Framesシリーズ初のスポーツタイプのサングラスだ。本体をIPX4相当の本格的な防滴対応としているので、屋外でランニングしながら使っている最中に汗や小雨に濡れても大丈夫。スピーカー開口部にもホコリなどの異物が混入しないようにメッシュカバーを設けている。

本体をIPX4相当の防滴仕様としたスポーツタイプのTempo。

 空気力学の知見をベースに設計されたというTempoは、本体の中心部から左右に湾曲しながら広がるようなフォルムを採用している。レンズも湾曲させた独自形状だ。ランニングやサイクリングの際に空気抵抗を防ぐためのデザインなのだという。フレームは軽くて剛性の高いナイロン素材なので装着バランスがよく、長時間身に着けていても疲れにくい。本体の質量はTempoとSopranoともに49.89gだ。

 TempoがSopranoよりも使い勝手の面で進化しているポイントが2つある。ひとつは3つのサイズが揃うシリコン製ノーズパッドを交換してかけ心地を微調整できること。もうひとつは充電にスマホと同じUSB Type-Cケーブルが使えるようになったことだ。インナーポケット付きの高耐久性バリスティックナイロン製専用ケースも取り回しがよく、本機を携えてアウトドアスポーツに出かけたくなる。

Tempoはシリコン製ノーズパッドのサイズを交換して装着感を微調整できる。

Sopranoは独自形状の充電ケーブル。TempoはUSB-Cケーブルを採用する。

内側にポケットも付けたTempoの専用ケース。

 サウンドは中域の明瞭度が高く煌びやかなSopranoの印象に対して、Tempoの方は音色がややウォーム。タイトで量感も豊かな中低音域のプレゼンスがより強く感じられる。アウトドアでアップテンポなロックやEDMの力強いビートが楽しめる。

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