HTC NIPPONは2月12日、VR端末をタブレットなどで一斉にコントロールすることが可能なVIVEセントラルコントロールプラットフォーム（VCCP）を商用向けにリリースすることを発表した。
VCCPは、VR端末、VIVE Focus・ VIVE Focus Plusを１つの端末から最大300台、ワイヤレスでリモートコントロールできるソフトウェア。 海外ではすでに教育・ビジネス会議や研修、商品紹介などで実績があるという。
主な機能については、1つのヘッドセットを選択することによって、その対象が見ているVR画面がほかのユーザーにも共有・確認ができ、効率的な説明や誘導を可能とするコントロールコンソール：TOCS（端末操作コントロールシステム）。
オフラインあるいはクラウドを介したVRコンテンツの同期によって複数ユーザーの同時スタート、ストップができるCCMS（クラウドコンテンツ管理システム）。
機器番号を紐づけすることで、各々のヘッドセットのデータを管理でき、センターですべて把握を可能とするDMS（データ管理システム）。
コンテンツのスタート・ストップのほかにも多彩なコントロールを可能とする直感的VRコンテンツの作成ツールとしてのVRコンテンツクリエイター、SDK（ソフトウェア開発キット）。
以上の4つの機能を持っているという。
同社はVCCPを利用することで、VR教育における多様性、創造性、没入体験を実装し、企業向けに新しい教育・研修ツールとコミュニケーションスタイルを提供し、スムーズで便利なマルチプレーヤーVR学習環境を提供していくとしている。
