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T教授の「戦略的衝動買い」 第618回

スリープ復帰時にウィンドウやアイコンを正しく整列「同人ハード」を衝動買い

2021年02月04日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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パソコンGPUとディスプレーの間に入れる「DPHPDMA version.3」同人ハード

ディスプレー電源オフで発生する
ディスプレー非認識を防ぐアダプターを入手

 先人に聞いて秋葉原の"家電のケンちゃん"の通販で手に入れた最後の1個のハードウェアは、「DPHPDMA version.3」(DisplayPort HPD Mod Adapter)と呼ばれるハードだった。早速、DPHPDMAをデスクトップPC側のDisplayPortに挿入、強制的にスリープモードでWindowsを終了し、続いてスリープから復帰させたが、3つのウィンドウの位置もサイズも変化なく問題は完璧に解決した。

スリープから復帰しても画面は乱れなくなった。ときどきWindowsのスタートメニューが出てるのが謎だ

 DPHPDMAは、PC側のグラフィックボード(GPU)とディスプレーの間に接続することで、ディスプレー側からGPUへ送られる特定のホットプラグ検出イベント信号を変更し再送信(FAKEモード)したり無効化(FORCEモード)することで、ディスプレーが電源オフになっても従来起こっていた面倒なトラブルを回避できる同人ハードだ。

基盤のままのDPHPDMA version.3の後ろにディスプレーケーブルをつなぐと折れてしまいそうなので、細くて柔らかいディスプレーケーブルに買い替えた

DPHPDMA version.3の背面にはFORCE/FAKEの切り替えスイッチがある

 多様なディスプレーとグラフィックボードやOS環境でのテストを終えた製品ではないので、悪く言えば少しは"運まかせ"の感じもあるが、すでにバージョン3となり人気商品のようだ。今回のロットはもはや売り切れだが、関連ウェブ上にはユーザーによる動作、非動作報告例や次回の入荷に関しても述べられているので参考になるかもしれない。

 
T教授

今回の衝動買い

アイテム:TRKS「DPHPDMA version.3」(DisplayPort HPD Mod Adapter)
・購入:家電のケンちゃん
・価格:4546円(税別)

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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