注目のIntel Evoプラットフォーム対応ノートPC特集 第1回
1kgアンダーの5in1 PC「dynabook V8/P」を触って理解
ノートPC選びで迷ったらIntel Evoプラットフォーム対応PCで間違いない理由
2021年02月02日 11時00分更新
これからノートPCを買おうという時、あなたなら一体どこを重視して選ぶだろうか? CPUやGPUのスペックかもしれないし、メモリーやストレージなどの拡張性、あるいはバッテリー駆動時間の長さかもしれない。PCのテクノロジーに詳しければ、自分にとって必要なスペックは難なく絞り込めるが、誰もがPCに詳しいわけではない。
最新のインテル製CPU搭載ノートPC、特に薄型軽量ノートPCには「intel evo」と書かれたシールが貼ってある。このシールはこのインテルが提唱する「Intel Evoプラットフォーム」に対応していることを意味し、ユーザーに対して“このシールが貼ってある薄型軽量ノートPCなら、良質な機能や使い心地が保証される”ということを伝えている。つまり、このシールが貼ってあるモデルを選べば、PCのスペックに明るくない人でも確実に快適なノートPCをゲットできるわけだ。
そこで今回はインテルの提唱するIntel Evoプラットフォームとは何かということを簡単に解説しつつ、それに適合したDynabook製ノートPC「dynabook V8/P」を簡単にレビューしてみたい。
Project AthenaがIntel Evoプラットフォームに進化
インテルはその時代において求められるノートPCの要素をブランド化してきた。20年ほど前なら「Centrino」だし、10年ほど前なら「Ultrabook」がそれにあたる。Intel Evoプラットフォームもこの流れをくむ。もっと正確に言えば、Intel Evoプラットフォームは2019年にインテルが提唱した「Project Athena」の改訂第2版と言うべきものだ。
Intel Evoプラットフォームを名乗るには一定のスペックを備えている必要がある。まず、コアになるのはノートPC向けの第11世代Coreプロセッサー、いわゆる“Tiger Lake”世代のCPUを搭載していること。さらに、バッテリー駆動時間やレスポンス性の高さに、高速充電対応が必須条件となる。
もちろん、メモリーは最低8GB、256GB以上のNVMe SSDなど、使っていてストレスを感じにくいスペックも要件に組み込まれている。さらには、Wi-FiやBluetoothなどのワイヤレス系の装備も最新の規格に対応し、スピーカーやマイクの質などにも厳格な基準がある。これらをすべてクリアーしないことには、Intel Evoプラットフォームのシールを貼ることが許されないのだ。
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