製菓会社のユーハイムは、バウムクーヘン専用AIオーブン「THEO(テオ)」を遠隔操作ロボットのシステムなどを手掛けるアバターインと共同開発した。年明け2021年から実証実験を開始する。
THEOは職人が焼く生地の焼き具合を、各層ごとに画像センサーで解析することで、その技術をAIに機械学習させデータ化、無人で職人と同等レベルのバウムクーヘンを焼き上げることができる。
今後、菓子店間の遠隔操作や、消費者によるアバターを通じた焼成体験などの実証実験を行なう予定。IOTやAIの技術を活用することで、従来の流通体系とは違うスタイルの販売ネットワークづくり、職人の技術継承、地位向上などを模索する。
名古屋にオープンする食の未来をテーマにした「バウムハウス」に実装
ユーハイムは食の未来をテーマにした複合施設「BAUM HAUS(バウムハウス)」を2021年3月4日、愛知県名古屋市中区栄にオープン予定。THEOもバウムハウスに実装。
バウムハウスでは、テクノロジーを用いながら新しい価値観にチャレンジできる、オープンイノベーションの場を目指す。2Fフロアには、アバターロボットを常設したスペースのあるシェアオフィス「BAUM HAUS WORK(バウムハウス ワーク)」を、THEOで焼きあげるバウムクーヘンショップの他、参加企業と様々な取り組みを実践するスイーツショップ、デリ、ベーカリーを併設したフードホール「BAUM HAUS EAT(バウムハウス イート)」を展開する予定だ。
施設名「BAUM HAUS(バウムハウス)
住所:愛知県名屋市中区栄三丁目1712、1713 1F、2F
開店:2021年3月4日予定
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