世の中に存在するUSBメモリーが利用可能
USBダイレクトプレーヤーがなにより楽しいのは、音楽用のファイルストレージとして世の中に存在するありとあらゆるUSBメモリーをすべて利用可能と言うことに尽きる。
実用的かつ見た目もスッキリとデザイン良くまとめたければ、昨今ならどこででも入手可能な指の先くらいの超コンパクトで大容量のUSBメモリーを挿入して使えばよいだろう。一方、わざとらしく、暑苦しく、大袈裟に、ウケ狙い一直線で行くなら、ユニークで変態的なUSBメモリーをいろいろ日替わりや音楽のジャンルによって分けるのも楽しいはずだ。
使い始めて約2ヵ月たった筆者のお気に入りの日常持ち歩きキットは、USBダイレクトプレーヤー+DAISOの100円イヤホン+秋葉原で300円の4GB USBメモリーの組み合わせだ。なんと合計3380円の組み合わせだが、総携帯重量39gでこのサウンドは快挙だ。
もし音楽ライブラリーのサイズに不満のあるユーザなら、筆者が試した限り1TBのUSBメモリーも問題なく利用できたので将来不安もまったくないだろう。また音質がちょっとというユーザには、以前もこのコラムでご紹介した聴力補正をしてくれるAUMEO AUDIOのヘッドフォンアンプ(https://ascii.jp/elem/000/001/776/1776318/)の併用を推奨したい。DAISOの100円イヤホンの音が激変する。
40代以上でごく普通に年齢を重ねて来た人なら、たいていはイヤホンの能力が低いわけではなく、自分の聴力が年齢と共に劣化しているだけなので、その効果は嘘のように絶大だ。そして年齢に関わらず、"生まれながらの絶対聴力"が劣化していないことを医者からも証明されている人なら、いよいよイヤホンをハイエンドのモデルに切り替えてみるのも楽しいモノだ。
安価できわめて楽しいUSBダイレクトプレーヤーなのだが、唯一のウィークポイントは総重量とコストに重きをおいた結果である内蔵バッテリー(200mAh)の容量だ。これによる再生時間(内蔵スピーカー音量最大で1時間20分)の短さは、確かに不満だと感じるユーザがいるだろう。
筆者はアウトドア環境でそれほど長くまとめて音楽を聴く機会が少なく、今の再生時間でまったく不満がないタイプだが、スマホを含む同様のケースでは必ず登場してくる外部バッテリーによる空中補給を筆者も興味半分でやってみた。
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