ワークスモバイルジャパンは12月1日、仕事用LINE「LINE WORKS」とシステムサポート(STS)の建築業向け一元管理システム「建て役者」が、12月7日より連携すると発表した。
本連携による機能は、建て役者ユーザー(工務店やハウスメーカー)にオプションとして提供され、ユーザーはLINEの使用感そのままのBotと会話するような感覚で建て役者の情報を活用できるという。
フロントエンドはLINE WORKS、バックエンドは建て役者という連携により、建て役者ユーザーが顧客情報などを手軽に蓄積・アクセスできるようにすることを目的としたもの。また建て役者ユーザーは顧客(施主)や取引先とLINE WORKSおよびLINEを通じコミュニケーションすることで、ITデバイスやツールに不慣れな相手であってもスムーズなやり取りが期待できるとする。
本連携の第1弾として、「追客ボット」が提供される。機能は以下の通り。
(1)顧客・引合検索
LINE WORKSの画面から建て役者の顧客・引合情報の閲覧が可能。外出先でも、より手軽に情報がチェックできる。
(2)アプローチ登録
LINE WORKSの画面から商談履歴を建て役者に入力が可能。忙しい営業担当者であっても手軽に入力でき、入力漏れの削減が見込めるとする。
(3)アラームチェック
アプローチすべき案件が建て役者からLINE WORKSにプッシュ通知され、そのままLINEのトークルームからメッセージ送信が可能。営業担当者はLINE WORKSでアラームを確認しそのままLINEまたはLINE WORKSで顧客へのアプローチができる。
「LINE WORKS連携オプション(追客ボット)」の費用は、初期費用が5万5000円、年額費用が1ユーザーあたり2640円(5ユーザー単位の契約となる)。なお、別途建て役者とLINE WORKSの契約が必要。
今後、建て役者とLINE WORKSは、建築業界のDX推進のためさらに連携を強化するとしている。