人生初、3Dプリンターの経験がこんなに楽しいとは!
今回は、本体であるSelpic Star A以外のツールなどの事前準備不足のためによぶんに多くの時間や、ツールの到着を待っている間の無駄な時間がかかってしまった。失敗も含め約6点ほどの造形物を作ってみたが、人生初の3Dプリンターの経験がこれほど楽しいとは思わなかった。
安価な割に本格的仕様で動作音も静か、操作性もきわめてシンプルなSelpic Star Aは、120mm立方以下の小さな造形物を創りたいユーザには最適最新の3Dプリンターだ。そしてSelpic Star Aには3つの楽しさがあると感じた。
最初の一つは、筆者の様に3Dプリンター超ド素人が、先人の遺産である素晴らしい3Dデータを使って楽しくて役に立つ造形物の印刷を自らの手で安価な予算でできること。思えば大昔のパソコン創成期も他人のプログラムが最も良い先生だった。これは3Dプリンターの世界も同様だ。
続いて2番目の楽しさは、あと少しの努力をして、近い将来、オリジナルの3Dデータを自ら作り出す楽しみだ。そして3番目の楽しみは、Selpic Star Aで作り上げた造形物を磨き上げるための別次元のDIY日曜大工的な工作の楽しみだ。
今回は先人のきめ細かいサービスマインド満載のデータを利用させていただき、同居人の指のサイズにマッチしたCATリングをSelpic Star Aで印刷できた。そして最後の工作で磨き上げ、LED照明を備えた宝石箱に入れても見栄えがする造形物にまですることができた。今やこんな3Dプリンターがなんと1万円と少しで手に入る時代となった。始めるなら今だ!
※本記事は、プロジェクトオーナーのプロジェクトが必ず成功することや、プロジェクトの品質、リターン内容を保証するものではありません。プロジェクト進行中に関するトラブル、返金要求、リターン返品要求はプロジェクトオーナーの責任のもと行なわれます。プロジェクト不成立時には製品が届かなかったり、返金が受けられないなどのリスクがあります。出資は自己責任でお願いします。

今回の衝動買い
アイテム:Selpic「Star A」
・購入(支援):Kickstarter
・価格:119ドル(約1万2500円)〜
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

この連載の記事
-
第855回
スマホ
Galaxy Z Fold7用「両面アラミド繊維ケース」をやっぱりの衝動買い -
第854回
トピックス
それでも現金を持たざるを得ない現況で、ジッパー付きセキュリティポーチ靴下を衝動買い -
第853回
トピックス
3COINSのクリアワイヤレスキーボードが1000円に値下がりしたのでまた衝動買い -
第852回
トピックス
価格は優秀、剃りは凡庸 USB充電可なシャオミ製電動シェーバーを衝動買い -
第851回
トピックス
出張も旅行もこれ一台! 「クリップ型USB Type-C充電器+タップ」を衝動買い -
第850回
トピックス
年初にAndroid搭載のカラーE Ink端末「Bigme B751c」を衝動買いして9ヵ月使ってみた -
第849回
トピックス
理論派が作った“変態ピック”を半世紀ベーシストが衝動買い -
第848回
トピックス
“ケーブル紛失ゼロ”の未来系SSDケースを衝動買い -
第847回
トピックス
北欧製の密閉縦型製氷皿“アイスブレーカー”を衝動買い -
第846回
トピックス
今も愛用のThink手帳に迫るブギーボード「BB-21」を衝動買い -
第845回
トピックス
レガシーなタフスマホ「TORQUE G04」を5980円で衝動買い - この連載の一覧へ















