エレコムは10月20日、USB 3.2(Gen1)対応外付けポータブルSSD「ESD-ZSA」シリーズを発表。11月上旬に発売する。
本製品は、米国国防総省が制定した「MIL-STD-810G Method 516.7:Procedure IV Transit drop」に準拠する落下試験をクリアした耐衝撃性能を備える。衝撃吸収に適したソフト素材と強度の高いハード素材を使用したダブルレイヤー設計、さらに四隅にダンパーを採用し、衝撃を効率的に吸収するという。
読み込み最大毎秒410MB、書き込み最大毎秒380MBの高速データ転送をうたう。接続用USB 3.2 Gen1(USB 3.1 Gen1/USB 3.0/USB 2.0互換)ケーブルを付属する。ケーブルの長さはおよそ0.4m(コネクタを含まず)。
外部電源を必要としないUSBバスパワー駆動なので、パソコンのUSBポートに接続するだけですぐに使える。なお、Macで使用する場合は、本体側でフォーマット(初期化)が必要。
パスワード自動認証機能付きセキュリティーソフト「PASS(Password Authentication Security System)」を使用可能。PC専用で、エレコム公式サイトからダウンロードして使用できる。指定したパソコン(最大3台)で一度パスワードを設定すると、二度目からはパスワード入力をすることなくデータを保護できる。未登録のパソコンに接続したときは、パスワード入力を要求するので、盗難や紛失時のデータ漏えいを防止する。
容量は1TB、500GB、250GB。カラーはそれぞれレッド、ブラックをラインアップする。価格は、1TBモデルが2万878円、500GBモデルが1万2078円、250GBモデルが7678円。
また同日、テレビやレコーダーを買い替えた際、録画番組を引き継げる「SeeQVault(シーキューボルト)」に対応した外付けデスクトップハードディスク「ELD-QEN2」シリーズ、ポータブルハードディスク「ELP-QEN」シリーズを発表した。11月下旬より発売する。
SeeQVaultとは、同規格に対応した機器間での再生互換性と強固なセキュリティーを同時に実現するというコンテンツ保護技術。将来テレビやレコーダーを買い替えても、SeeQVault対応機器で録画された番組は、次の新しい機器で再生が可能となる。なお、同一メーカー機種間に限る。
録画した番組は同一メーカーのSeeQVault対応機器間であれば、好きな場所のテレビに接続して再生できる。テレビやレコーダーの機器が故障したとしても、同一メーカーの機種間なら機器を交換すれば、本製品に録画された番組は再生が可能。なお、4Kの録画映像の引き継ぎはできない。インターフェースはUSB 3.2(Gen1)、USB 3.1(Gen1)、USB 3.0。
デスクトップハードディスクELD-QEN2シリーズは、縦置きでも横置きでも空気の流れを下方から上方に逃がすダブルデッキエアフロー構造で、ファンレス設計を採用している。容量は2TB/3TB/4TB/6TBをラインアップし、価格はいずれもオープン。
ポータブルハードディスクELD-QENシリーズは、ACアダプターが不要で、USBバスパワーで動作する。容量は2TBと4TBをラインアップし、価格はいずれもオープン。