10月14日(日本時間)に行われたアップルのスペシャルイベント 。予想通り、iPhone 12シリーズが4モデル発表となった。
個人的にガッカリしたのは取り扱いキャリアに「楽天モバイル」がなかったことだ。
今回、アップルはやたらと5G推しであった。「世界100のキャリアとは5Gのネットワークテストを完了させている」とキャリアとの関係性をアピール。さらに15の世界的なキャリアのロゴが映し出されたのだが、なんと日本からはNTTドコモ、au、ソフトバンクと3社とも表示されるなど、アップルが日本のキャリアを重視している様子が窺えた。
発表会を視聴中、NTTドコモ、au、ソフトバンクのロゴは見つけられたが、残念ながら楽天モバイルのロゴは発見できず。また発表会終了後、アップルのサイトでiPhoneの取り扱いキャリアを見てみたが、こちらもNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのみであり、楽天モバイルのロゴは確認できずじまいだった。
念のため、楽天モバイルに問い合わせたところ「Apple社製品の取り扱いについて、現時点で当社から申しあげられることはございません。SIMフリー版の対応については、他機種と同様、今後検証して順次WEBサイトにてご案内いたします」とのことだった。
楽天モバイルとしても、当然のことながらアップルと交渉はしているのだろう。実際、2019年2月にスペイン・バルセロナで開催されたMWCにおいて、三木谷浩史CEOに「アップルのティム・クックCEOと話をしたというエピソードを語っていたことがあったが、どんな話をしたのか。iPhoneの導入はどう考えているのか」と尋ねたことがあった。
その際、三木谷CEOは「最初に会ったのはサンバレーのカンファレンス。ダックポンドという池があり、そこに色々な人が集まっている時にMNOへの新規参入すると話したら『Interesting(興味深いね)』と言われた。ティムは寡黙な人なので。(中略)そのあとに会ったときには『本当にちゃんと進んでいるんだ』と安心していただいたというか、そんな感じ。我々としては、当然(iPhoneを)扱えればいいなと思っている」と語っていたのだった。
三木谷CEOは、ティム・クックCEOとも面識があり、キャリア参入の話も1年半前以上前から語っていたことを考えると「iPhone導入の可能性」もゼロではなかったというわけだ。
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