9月15日(米国時間)、アップルはスペシャルイベントを開催した。Apple WatchとiPadの新製品が発表となり、毎年恒例であったiPhoneは10月に持ち越されたようだ。
今回の発表を見て印象的だったのは、アップルが今まで以上に「名前」と「価格」を巧みにコントロールしている様子が伺えたという点だ。
まず、Apple Watchでは「SE」という名前が登場した。ネットの噂では「廉価版のApple Watchが出るのではないか」とささやかれていたが、まさか「SE」という名前をつけるとは思わなかった。
ただ、今年春に発売されたiPhone SEは、日本国内でもバカ売れしているようだ。コロナ禍でキャリアショップが営業時間短縮を余儀なくされる中、iPhone SEが飛ぶように売れている。昨年10月の電気通信事業法改正により、端末の割引に対して、上限2万円という制限が設けられる中、5万円前後という手の届きやすい価格でiPhoneが手に入るということで大人気となっている。
iPhone SEはサブブランドのUQモバイルやワイモバイル のみならず、BIGLOBEやJ:COMでも取り扱い始めた。今後、さらにユーザーが拡大することは間違いない。
Apple Watch SEは2万9800円(税別)ととてもリーズナブルだ。スペック的には昨年発売のApple Watch Series 5とかなり近い。つまり、Apple Watch Series 5ではなく、SEと名前を付け替えることで、型落ちではなく「目新しさ」を出している。
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