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JAWS版24時間TVはやっぱり真夜中も見逃せなかった!

24時間開催の「JAWS SONIC 2020&MIDNIGHT JAWS 2020」を楽しむ(シゲモリ編)

2020年09月15日 10時00分更新

文● 重森大 編集●大谷イビサ

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売っている現場の人たちが本音で語る、いま売れてるAWSサービス

 うっかりしてた。セールス担当者が参加するJAWS-UG SalesなんていうUGがあったなんて。逢坂 文哉さん、中山 晴菜さん、山田 真也さんがビールとたこ焼きを囲んで語る「関西のクラウド営業が最近売ってるAWSサービスは??」というセッションのパワーはすごかった。ちなみに参加予定だった加藤 一喜さんはキャンプに行ってしまったそうだ。フリーダムすぎる。

ビール片手にたこ焼きをつまみながら最新セールス情報を語る姿が楽しそう!

 「コロナ渦でAmazon Connectが売れてますかね」(逢坂さん)
 「Amazon Connectはいいですよね」(山田さん)
 「Amazon Connectって儲かります?」(中山さん)
 「Amazon Connect単体では儲からん」(一同)

 正直すぎる。しかしディスってるわけではない。Amazon Connect単体では儲からないが、Amazon WorkSpacesと組み合わせてリモートワーク環境を構築したりすることで提案の幅を広げる入口となるようだ。では、儲かるサービスは何なのか。

「売りたいのはEC2」(一同)

 ベーシックすぎる気がするけれど、そこには営業現場にいるからこそわかる理由があった。

「リモートでいろいろやり始めるとオンプレミスのものが使いにくいとか、他の物もクラウドに持っていきたいって話が出てくるので、EC2は必要になるんですよね」(中山さん)

 新しい技術を格好よく使いたいというエンジニア視点の発信とは異なり、AWSの利用実態が伝わってくる楽しいセッションだった。

やっと房総野郎どもの出番がまわってきたぜ

 いよいよ筆者の地元、JAWS-UG千葉の出番が来たぜ! 「千葉の房総野郎どもが語る支部リブートの軌跡!反響の大きかったWorkSpacesもさらに深掘りしちゃうよ」がスタート。63セッション中62番目だ。すでに記事(3年ぶりリブートのJAWS-UG千葉でスペシャリスト談義に華が咲く)にもしているが、3年の休眠期間を経て2019年11月にリブートしたUGで、その後も定期的にオンライン勉強会を開催している。リブートした理由を山口 正徳さんは次のように説明する。

「東京に通勤している人が多く、東京の勉強会に参加しやすいという東京近郊故の課題がありました。一方で館山など南房総方面の人は東京の勉強会に簡単に参加できないし、なにより千葉のエンジニアとつながりたい。そんな気持ちからリブートに至りました」(山口さん)

東京近郊ならではの課題、埼玉や神奈川あたりでも似たことがありそう

 オンライン勉強会の中で反響が大きかったのが、Amazon WorkSpacesを取り上げた回だという。質問も多く寄せられ、オンライン勉強会の中答えられなかったものに回答していった。Administrator権限は使えるのか、動画を見ることはできるのかなどよくある質問という雰囲気で、勉強会に参加した人以外にも役立つ情報になったのではないだろうか。

 続けて、Amazon WorkSpacesの最新動向についても紹介された。中でも時間が割かれたのは、BYOLについて。Officeのライセンスをすでに持っているというケースにおいて、手持ちのOfficeライセンスを使いたいと考える人が多いようだ。これについて、Amazon WorkSpaces側では技術的に対応しているものの、Windowsライセンスも持ち込む必要があったりしてコスト面で必ずしも有利ではないようだ。

「技術的には可能なんですが、ライセンス契約の内容によって契約違反になる恐れがあります。これについてAWSのサポートに問い合わせても、マイクロソフトさんに聞いてくださいという回答しか得られないので、AWSではなくマイクロソフトさんのサポートに聞くようにしましょう」(北原 雅人さん)

 AWSのサポートが回答しないのは、決してサポートの手間を避けるためではない。Officeの契約形態は多様であり、時代により変化する。ユーザーがどのようなライセンス契約を結んでいるかわからない状況で、AWSがいい加減な回答をするわけにはいかないのだ。これはマイクロソフト製品に限ったことではなく、他社製品をAWS上で稼動する場合も同様だ。

グランドフィナーレ、からのオンライン懇親会で燃え尽きる

 2020年9月13日17時、いよいよメインセッションがすべて終わった。吉江 瞬さんの振り返りセッションもこれで最後だ。最大視聴者数は370人、日本以外の国からの接続も多くあったようだ。

真夜中枠もきちんと盛り上がった

 17時20分からは、Zoomを使ってのオンライン懇親会が始まった。ブレイクアウトルームにシャッフル配置されて、各地の人とオンラインで会話を楽しんだ。特にJAWS-UG名古屋の川路 義隆さん、JAWS-UG大分の平野 文雄さんとは、オンラインイベントのメリットとデメリット、今後に考えられることなど意見交換ができて、とても有意義だった。実はオンライン飲み会は初めてだったのだが、このご時世ではこういう形が定着していくのかなとは思う。でも話をしていると、やっぱり実際に会いたくなるなあ。

オンライン懇親会も楽しかった!

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