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JAWS版24時間TVはやっぱり真夜中も見逃せなかった!

24時間開催の「JAWS SONIC 2020&MIDNIGHT JAWS 2020」を楽しむ(シゲモリ編)

2020年09月15日 10時00分更新

文● 重森大 編集●大谷イビサ

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パワポカラオケというなぞのプレゼンバトルが勃発

 「パワポカラオケ」って何?と思ったあなた。私も同じ疑問を抱きながら配信に臨んだ一人だ。AWSジャパン亀田さんのルール説明によれば、画像が3枚用意されており、その画像を見ながら即興で3分間のプレゼンテーションを行なう。挑戦を待ち受けるのは、プレゼンテーションの達人たちだ。

プレゼンテーションの達人たち

「1枚目はエモい話ができそうな画像、2枚目はITの話ができそうな画像、3枚目はトラップです」(亀田さん)

 初戦は河野 真一郎さんとTwilioエヴァンジェリストの高橋 克己さんの対戦。15年前と今の違いという話題で3枚のプレゼンを乗り切った河野さんに対し、1枚1枚の画像でAWSを使い始めてから今までの経緯を語り、最後に時間を持て余した高橋さんは辛そうだった。

 この第1戦が終わってから、亀田さんから重要なポイント指摘があった。

「3分の持ち時間を使い切らなければならないので、1枚目と2枚目を短時間で進めると、トラップ画像で長い時間しゃべらなければならなくなって辛くなります」(亀田さん)

「それ先に知りたかった!」(高橋さん)

 2戦目はJAWS-UG初心者支部の武田 可帆理さんと、ソラコムエヴァンジェリストのMAXこと松下 享平さん。先攻の武田さんは3枚目のトラップ画像で大きなヒットを飛ばした。

 地蔵の画像を見ながら「JAWSといえばこの人を紹介したい」と切り込んでいったのだ。そして後攻の松下さんのターンではまさかのトラブル。亀田さんが2枚目の画像を表示する際に画面を進めすぎてしまい、3枚目の画像をチラ見せしてしまったのだ。対戦後に亀田さん自ら「今のはMAXが良かったというより私がひどかった」と謝罪し、参加者一同笑い。

JAWS-UG「拝む」支部を立ち上げた伝説の人

 最終戦の組み合わせは、トレノケートの山下 光洋さんとAWS芸人こと清水たかゆきさん。先攻の山下さんはクラウドの過去、現在、未来になぞらえて3枚の画像を乗り切ろうとした。すばらしかったのは、3枚目のトラップ画像の受け流し方だ。頭に苗床を乗せた男の子の写真を見ながら「土から稲が生えているという現在の常識が変わって、いきなり頭から稲が生えてくるかもしれない。もしかしたらそれが当たり前になるかもしれない。まったく想像のつかない未来があります」としゃべってみせたのだ。かなりの力業だが、きちんと過去、現在、未来になぞらえており素晴らしかった。

 後攻の清水さんは、キャンプ中のテントから参戦。こちらはクラウドに必要な3つの要素として地面、ツール、カルチャーを語った。こちらもかなりの力業で3枚目までしゃべりきったのだが、時間を持て余して辛そうだった。その辛そうな様子も含めて楽しませてくれた。さすが芸人。

 自分でやってみたいとはまったく思わないが、観戦するのはとても面白いバトルだった。自分でやってみたいとはまったく思わないが(大事なことなので2度)。

夜は墓場で……ではなくクラウドで運動会

 カラオケの次は、MIDNIGHT JAWS 真夏のクラウド運動会。これもまた、なんだそれ?と思いつつ競技説明を聞く。

「お題に従って、AWSの環境構築してもらいます。基本的には早さを競いますが、お題ごとに芸術点があります」(亀田さん)

 ルールには「1人鉄人が隠れています」とあったが、参加予定の鉄人は寝落ちしてしまったようだ。こんなトラブルが起こるのも、深夜イベントならでは。そりゃ寝落ちもしますよ、午前4時だもん。筆者も眠いもの。パワポカラオケは大笑いしながら見ていたけれど、実践的でテクニカルな話題が続くと眠気が。

環境構築スプリントレースが展開された

 それにしても、みなさん短時間でさくさく構築していく。手慣れた人の作業は見ていて楽しい。でも眠い。そんなところに亀田さんがぶち込んできたのが、若かった頃のバーの思い出。

「いちびってバーに行ったんですが、知ってるお酒がビールとマンハッタンしかなかったんですよね。それでマンハッタンを頼んだんですが2時間かけても飲みきらなかったんです。お酒弱いのに格好付けて慣れないことして、失敗しちゃったんですよね」(亀田さん)

 ありがとう亀田さん。すこし眠気が遠のいて、もう少し戦えそう。

 とはいえ、開始から12時間経ち、いまは午前5時。窓の外は明るくなり始めている。「真夜中のくら騒ぎ」では5人の参加者が3分のLTをする予定だったのだが、渥美 俊英さんが現れない。こちらでも参加者寝落ちか!? とざわつく会場に、遅れて渥美さん登場。なんとか5人揃ってLT大会がスタートした。

 LTが実際に始まってみると、3分で全然終わらない。だんだん、進行のぐだぐだ加減も増してきた。話は面白いのだけど、筆者の眠気も増してくる。恐らくこの記事もぐだぐだになっていると思われるが、リアルな疲労感を文面から感じ取ってくれればうれしい。いや、ちゃんと記事にしろよ、内容を知りたいよ、という読者はオオタニ編を読んでいただくといいだろう。5時頃に起きたようで、LT大会から記事にしてくれている。

 ああ、そんなこと書いているうちに6時だ。これからビブリオバトルか……ぱたり。

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