JAWS版24時間TVはやっぱり真夜中も見逃せなかった!
24時間開催の「JAWS SONIC 2020&MIDNIGHT JAWS 2020」を楽しむ(シゲモリ編)
2020年09月15日 10時00分更新
草木も眠る丑三つ時を過ぎても続く勉強会
すっかり日付も変わって、午前1時。オオタニから「そろそろ落ちそうw」とのメッセージあり。筆者はもう少しがんばって、寝る時間をずらしてカバー率を上げたいところ。この原稿はイベントを聴講しながらほぼリアルタイムで書いているのだけれど、果たして何時まで戦えるのだろうか。
そんな時間にも気になるセッションが。OpsJAWSの九龍 真乙さんの「監視論 ~SREと次世代MSPについて考える~」というもの。「授業みたいな話し方なので、この時間では見てる人が寝るんじゃないか」と心配していたが、よどみない語りでわかりやすい。監視の目的を収集、判定、通知、分析の4要素に分類し、それぞれの目的や解を示してくれた。
「監視はゴールではなく、スタートです。異常を検知して、原因の究明が始まります。この原因究明のしやすさをオブザーバビリティと言い、最近注目されています」(九竜さん)
MSPやSREを活かすためには、監視の結果を最上流である設計にフィードバックするが必要だと九竜さんは説いた。40ページのスライドを17分で喋りきって、時刻は午前1時40分。
続いて登壇したのはJAWS-UG 六本木一丁目支部の岸川 孝明さん。「これからのランチミーティング支部!どうなる?どうする?」というタイトルで、ニューノーマルに対応したコミュニティ運営について語った。六本木一丁目支部は、唯一の平日お昼にランチミーティングをしている支部だ。美味しいご飯を食べながらAWS関連の雑談をするという、「一言でいえば懇親会だけやっている支部」とのこと。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、開催が難しくなっていた。
そんな折り、テレワークで雑談が減った岸川さんの職場で「ランチくらいわいわい雑談しようよ」という話題が上がった。実際にTeamsでランチ会をやってみたところ、雑談で盛り上がったとのこと。オフラインだと座席が近い人とランチに行くことが増えるが、オンラインなので普段話をしない人とも会話ができたという。
しかし、六本木一丁目支部に参加する動機は働いている場所が近いから、だったりする。トークテーマも決めずにオンラインランチミーティングに人が集まるのか? 逆にトークテーマを決めたら参加者が絞られてしまうのではないか? 色々と心配ごとはある。しかし悩んでいても始まらない。
「というわけで、リブートします。いま、リブートします!」(岸川さん)
そう言い、その場でリアルタイムにDoorKeeperにイベントと作成して、オープンした。オンラインでもこのような趣向があると、臨場感が高まる。
その後、JAWS-UG IoT専門支部が10分でIoT Analyticsを作るデモンストレーション動画を配信。時刻はすっかり深夜、午前2時20分。自身の登壇準備のため、西谷さんの副音声配信はここで終了となった。おつかれさまでした。
Day1の最後を飾るのは、吉江さん。「JAWS SONIC 2020 Day1 振り返り」と題したセッション。実は1時間ほど前に「振り返りのスライドがまだできていない」と吉江さんはチャットでつぶやいていた。実際の登壇をキャプチャしてスライドを作っていたようだ。ギリギリまで完成するわけがないよ、そんなスライド! なんという緊張感。
駆け足で、Day1のセッションを一気に紹介。各支部がどのような話題でしゃべったのかがサマリーされていたので、途中から参加した聴講者には役立つ振り返りになったはずだ。
開始からここまで、すでに10時間近くが経過している。Day1の振り返りを聞いていたら「そんなにいろいろあったかー」と気持ちがひと区切りついてしまい、眠くなってきた。が、可能な限り伴走するぞ!
眠気 vs 面白コンテンツ、どこまで戦えるのかド深夜配信
Day1が終わったのは日付が変わって13日2時40分。いよいよプログラムは深夜帯のMIDNIGHT JAWS 2020へと進む。真夜中のおかしなテンションで突っ走るイベントをシゲモリが体力の限り追いかけた、その様子を今回はお届けしよう。
JAWS-UGメンバーからバトンタッチして、AWSジャパンのメンバー12人が登壇。AWSとの出会い、AWSに入って衝撃だったことなど、内輪な話題が深夜には楽しい。もっとも面白かったのは、しくじり経験。とある方はJAWS-UGのスケジュールを1日勘違いして、無連絡でドタキャンしたことがあるとのこと。Twitterでも「社会人としてあかんやつ」とツッコミが入っていた。
と、楽しく聞いていたら突然のプレゼントコーナー。深夜に電話でコメントを受け付けるというダイナミックな企画。すぐに着信があり、ペンネームならぬJAWSネームこすけさんと電話がつながった。「AWSの推しサービスを聞きたい」というこすけさんの質問を受けて、各担当者がサービスを挙げていった。
こすけさんとの通話が終わってすぐに着信があり、Twitterでのコメントが拾われたわかまつさんと電話がつながった。今度は「大村さんはどこから参加しているのか」という質問。画面では大村さんはテントの中にいた。果たしてどこでキャンプ中なのか?と思ったら「ソロキャン用のテントを家の中に張っている」との答え。
電話をかけてくれたおふたりには、初期のAWSステッカーがプレゼントされるとのこと。話の流れもコメントの拾い方も深夜ラジオ感があって、ながら聴きしていても楽しい時間だった。