丼チェーン「伝説のすた丼屋」「名物すた丼の店」は、「ごってり“肉汁油”すた丼」各種を8月29日から発売中です。
すた丼屋が新たに開発したという特製「肉汁油」を加えて仕上げた、強烈なニンニクの風味と、油の強さをウリにした商品。看板商品の「すた丼」と比較して、ニンニク8倍、油は1.5倍もの量だとか。まさに禁断のジャンク丼といえましょう。
気になる「肉汁油」がどういったものかというと、約3mm角の超粗挽きの豚バラ肉を、豚脂(ラード)・醤油・砂糖などを混ぜ合わせたものに漬け込み、濃厚な味わいに仕上げた調味料だそうで、こう聞くと、この肉汁油だけでご飯のおかずになりそうではありませんか。もちろん、すた丼屋のメニューはそんなシンプルなものではありません。
いかにもコッテリしている肉汁油を、すた丼に使用しているスライスの豚バラ肉に絡め、さらに砕いたニンニク、秘伝のニンニク醤油ダレを加えて炒め上げます。ゴッテリ仕上がったお肉を茶碗約3杯分の大盛りご飯(並盛でもこの量)にトッピング。玉子は別添えです。
つまりですね、豚肉にさらに、豚の旨みや脂分を凝縮した調味料を加えて「豚肉感・油感」をブーストさせたわけです。すっご。
並盛「ごってり“肉汁油”すた丼」は850円、肉が約2倍の「“肉汁油”大爆発すた丼」は1250円。
禁断のジャンク丼を賞味
ニンニクの香りにそそられて「“肉汁油”大爆発すた丼」を食べてみました。
肉汁油大爆発すた丼を前に理性は吹っ飛びます。
ものすごいボリューム。
ニンニク、油でコッテリな味付け。かなり濃いので、見た目はあまりよくないですが、玉子を割ってご飯と具材をぐちゃぐちゃに混ぜる、この食べ方がよさそう。
少し時間をおくと油がご飯の底の方に溶け込んでいきます。丼の上の方は、肉とにんにくの香ばしい味わい。丼の下の方は、油がご飯に溶け込んで、油そばのような深みのある味わいで、1杯で2度おいしい。油で味にグラデーションがついて、意外にも飽きが来ず、かっこむ手が止まりません。……とはいえ、それでも、途中でお腹がふくれてきましたが、なんとか最後までおいしくいただきました。
ニンニクと油のパンチで、これ以上ないごってり。うーん、やっぱり肉2倍の「“肉汁油”大爆発すた丼」は量がものすごかった。ノーマルの「ごってり“肉汁油”すた丼」でも十分にボリュームがあるので、よっぽど大盛りを食べたいというタイミングではなければノーマルで満足できるでしょう。
究極のジャンク感を味わいたい人は本能の赴くに任せて食べてみてはどうでしょうか。なお、「ごってり“肉汁油”すた丼」に、「すたみな唐揚げ」3個を合盛りにした「唐揚げ合盛り“肉汁油”すた丼」も1050円で販売されています。
(ニンニクがすごいので、そのあと人に会う用事がある場合はオススメしません)
※記事中の価格は“税込”です。
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