繰り返しになるが、素っ気なく一言で説明すると、Pixoo Backpackはスマホからアップロードされた静止画や動画などのピクセルアートを表示する単なる16×16ドットのフルカラー表示装置だ。
ライブラリーのアニメーションをスマホ側でサムネイルを見ながら探して、お気に入りのモノをタップするだけでPixoo Backpack上で動作する
アプリ内には多くの楽しいサンプル画像や動画が、ライブラリーとして数多く収録されており、お気に入りの任意の画像をスマホ上でタップするだけで、Pixoo Backpackのピクセルスクリーンにリアルタイムで表示することができる。
もちろんユーザーはライブラリーデータをコピーしたり編集、変更したりして自分好みの画像として再登録、運用も簡単だ。自慢のできのピクセルアートをコミュニティで公開することもできる。もちろん、作ることなく即利用できる既成のピクセルアートとして、ストップウォッチやカウントダウンメーター、スコアボード等も提供してくれている。
またスマホに送られてくるSNSのお知らせアラートをピックアップして、そのお知らせのステータスをPixoo Backpackのピクセルアートとして表示ることも可能だ。例えば、スマホにFacebookのタイムラインに対する更新が届けば、そのお知らせをFacebookアイコンを大きく表示することでリアルタイムで教えてくれる。
もちろん凝り性のユーザーの中には、ライブラリーの既成のピクセルアートだけでは満足できない人も多いだろう。しかし実際にやってみると、16×16ピクセルで思い通りの表現をすることはなかなか難しい。
Divoomアプリは、筆者のようにやる気はあっても絵心のないそういう残念な人のために、スマホで撮影した写真からでも自動的にピクセルアートを作り出してくれる、ありがたい便利なアプリも搭載してくれている。
筆者はこの機能を利用して、我が家の愛犬ボビーを16×16のピクセルアートとして、自動的に取り込むことに成功した。たいていの16×16のピクセルアートは近くで見れば、いったい何なのかよく分からない場合が少なくない。
しかし不思議と遠くから見れば、やけにリアルに見えてしまうところも楽しいところだ。時にはPixoo Backpackから多少距離をとって、遠くからスマホでピクセル単位でレタッチすることもリアリティを増してくれる。
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