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T教授の「戦略的衝動買い」 第597回

ピクセルアートで夜の街を闊歩できる「Pixoo Backpack」を衝動買い

2020年09月03日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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ライブラリーには多くの静止画、動画のピクセルアートが登録済み。お気に入りの画像を使ったり修正変更を加えて使うのも良いし、コミュニティの活用も可能だ

 繰り返しになるが、素っ気なく一言で説明すると、Pixoo Backpackはスマホからアップロードされた静止画や動画などのピクセルアートを表示する単なる16×16ドットのフルカラー表示装置だ。

ライブラリーのアニメーションをスマホ側でサムネイルを見ながら探して、お気に入りのモノをタップするだけでPixoo Backpack上で動作する

 アプリ内には多くの楽しいサンプル画像や動画が、ライブラリーとして数多く収録されており、お気に入りの任意の画像をスマホ上でタップするだけで、Pixoo Backpackのピクセルスクリーンにリアルタイムで表示することができる。

カウントダウンタイマーやストップウォッチは、既成のものが多く登録されている

 もちろんユーザーはライブラリーデータをコピーしたり編集、変更したりして自分好みの画像として再登録、運用も簡単だ。自慢のできのピクセルアートをコミュニティで公開することもできる。もちろん、作ることなく即利用できる既成のピクセルアートとして、ストップウォッチやカウントダウンメーター、スコアボード等も提供してくれている。

お知らせ機能を設定しておけば、スマホに届いたLINEやFacebookのお知らせをPixoo Backpackのピクセルアートで知らせてくれる

 またスマホに送られてくるSNSのお知らせアラートをピックアップして、そのお知らせのステータスをPixoo Backpackのピクセルアートとして表示ることも可能だ。例えば、スマホにFacebookのタイムラインに対する更新が届けば、そのお知らせをFacebookアイコンを大きく表示することでリアルタイムで教えてくれる。

 もちろん凝り性のユーザーの中には、ライブラリーの既成のピクセルアートだけでは満足できない人も多いだろう。しかし実際にやってみると、16×16ピクセルで思い通りの表現をすることはなかなか難しい。

 Divoomアプリは、筆者のようにやる気はあっても絵心のないそういう残念な人のために、スマホで撮影した写真からでも自動的にピクセルアートを作り出してくれる、ありがたい便利なアプリも搭載してくれている。

ピクセルアートを一から描くのはたいへんだが、スマホの写真から自動作成してくれるのでなかなか便利だ

 筆者はこの機能を利用して、我が家の愛犬ボビーを16×16のピクセルアートとして、自動的に取り込むことに成功した。たいていの16×16のピクセルアートは近くで見れば、いったい何なのかよく分からない場合が少なくない。

スマホ画面で見ているとそれほどでもないが、Pixoo Backpack上での表示は距離がはなれるほど不思議なリアリティを感じる

 しかし不思議と遠くから見れば、やけにリアルに見えてしまうところも楽しいところだ。時にはPixoo Backpackから多少距離をとって、遠くからスマホでピクセル単位でレタッチすることもリアリティを増してくれる。

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