カメラはスタンダードな性能
しかしポートレート撮影の質は……
LG style3のメインカメラは、標準(約4820万画素、F値1.8)+広角(約500万画素、F値2.2)の2眼構成。使用期間はずっと曇天が続いたため、色鮮やかな写真はあまり撮れませんでしたが、撮影の感触としては、実際の色味をそのまま表現できているように思います。ほとんどのシーンは通常撮影できれいに撮れるでしょう。
ちなみに、シーンに最適なモードで撮影できる「AIカメラ」機能を搭載しますが、こちらはやや色味が強くなる程度の補整なので、通常の「写真」モードで満足できるでしょう。
画面内のアイコンをタップするだけで広角撮影に切り替わります。実用的には申し分ないクオリティーですが、通常時と比べるとわずかに精細さに欠けるように見えます。また、四隅に近づくにつれて歪みが強く出てしまっています。
食事も通常モードで撮影しましたが、美味しそうに撮れました。植物も風景と同じようにやはりシンプルな仕上がりになります。
「ポートレート」モードは背景のぼかしをスライダーで調節できます。ただし、被写体と背景の識別はかなり不安定。被写体の一部にボケがかかってしまったり、背景の奥のほうがボケていなかったりと撮影に手こずりました。被写体からと一定の距離を空ける必要があるため、小さい物を撮りづらいのも難点です。
また、夜景撮影モードも搭載しています。色の鮮やかさが物足りない印象ですが、明るさが少ない場所でもしっかり撮影できました。
インカメラは、約810万画素でF値1.9。メインと同様にポートレート撮影ができますが、メインよりも自然なボケがかかります。

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