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ブラウン本気の新型シェーバー 360度動いてアゴ下にもぴったり密着

2020年07月21日 16時00分更新

文● 盛田諒 編集●ASCII

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ブラウン シリーズ7
8月21日発売
想定価格1万7800円〜2万1800円程度
ブラウン

https://www.braun.jp/ja-jp/male-grooming/shavers-for-men

 アスキー家事育児担当の盛田諒ですこんにちは。最近編集部のSlackで「在宅マスク生活になってからヒゲを剃らなくなった」という話がありました。仕事関係なく無精ヒゲは剃ったほうがいいんじゃねーのと思うものの、毎朝きちんと剃っているのにいつも剃り残しがあるとか、ヒゲ剃りに不満を持っている人は「どうせうまく剃れないし」と伸ばし放題にするかもしれんなと思います。

 そんな中、ブラウンが7月21日、6年ぶりとなる新型シェーバー「シリーズ5」「シリーズ6」「シリーズ7」を発表しました。ヒゲの剃り残しをなくすため肌との密着性にこだわり、想定価格1〜2万円台の中間価格帯製品をフルモデルチェンジしました。シリーズ5は網刃が浮き沈みします。シリーズ6は加えてヘッドが前後に動きます。シリーズ7はさらに左右方向にも動きます。

 最大の特徴は本体からヘッドが独立していること。

 これまでブラウンのシェーバーは本体とヘッドが一体化したようなデザインでしたが、新製品はヘッドを動きやすくするため独立した形に変更しています。上位機種シリーズ7ではヘッドが上下左右に動き、あご下のように皮膚がやわらかく凸凹がある場所にも密着しやすくなりました。

左に

右に

手前に

奥に

網刃も左に

右にも動く

 新設計に伴い、従来ヘッドに入っていたモーターは本体に移され、新開発のトランスミッションでつながれることになりました。モーターは従来水準のパワーを保ち50%小型化、トランスミッションは細長くなっています。

 デザインはブラウンらしいシンプルな造形。電源ボタンの下に充電状況を示すインジケーターがあり、グリップにはすべりどめのゴムがついています。グリップは実際に握ったときのバランスも考えて設計されているそうです。

シンプルなスリムデザイン

後ろ向きに傾斜がありグリップしやすい

すべりどめのゴムがついている

 お手入れ面では、すべての機種が丸ごと水洗い可能。すべての機種にアルコール洗浄機付きモデルを用意します。下位機種のシリーズ5のみ、網刃をはずさないでも水洗いができる「クイック洗浄システム」になっています。

アルコール洗浄機は斜めに突っ込む形

アルコールは下から入れる

シリーズ5のみ網刃をはずさず水洗いができる

 密着性の良さを売りにしたシェーバーは他にもありますが、ブラウンは「中間価格帯は横の首振りのみ搭載しているシェーバーが多い」として、縦方向に動くことをわかりやすく見せる販促物などを展開すると話しています。ちなみにフィリップスも多方向に動くヘッドを採用していますが、肌あたりをやさしくすることが目的で、剃り残しを減らしたいブラウンとは方向性がやや異なっています。

 実際にシリーズ7を試してみると、同社フラッグシップの「シリーズ9」に比べても密着性がよく、特にあごには自然にフィットしてくるので、シェーバーの角度を気にすることなく剃れました。シリーズ9もヘッドが縦方向に、網刃が上下に動きますが、左右方向には動きません。微細な振動により埋もれたヒゲを起こしてカットする「音波振動」機能も搭載していますが、正直そこまでのスペックを必要とせず、シリーズ7のほうが使いやすいという人もいるのではないかと思います。

あご下にぴたりと密着する

斜めになった頬にも密着させやすい

シリーズ9(左)とシリーズ7(右)。デザインがかなり異なる

シリーズ9は寝たヒゲやくせヒゲに強い刃がついている(左)

 今回の新製品は、来年創業100周年を迎える同社の記念碑的商品とも言うべき新モデル。あえてフラッグシップではなく中間価格帯を選んだのは、一番の売れ筋でありながら革新に乏しかったからだと言います。パナソニックの「お風呂剃り」を最後に10年間イノベーションがなかったため、利用者の悩みにあった「あご下の剃り残し」を解決できる新製品を出すことにしたのだそうです。

 実際にアニバーサリー商品だけあって本気を感じます。デザインもなかなかカッコよく、「ヒゲ剃り面倒くさいし、どうせヒゲがうまく剃れないから」とマスクの下をサバンナのようにしてしまっている方は、この機会に新調を検討してもいいかもしれません。

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