このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第106回

【解説・アップルiOS 14】AndroidにキャッチアップするiPhone

2020年07月22日 09時00分更新

文● 松村太郎 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

●SwiftUIとウィジェット

 今回、アプリとしてウィジェットが面白い点は、SwiftUIによるウィジェット作成をする際、対応する環境がiOSに加えて、iPadOS、さらにmacOSもカバーできるようになった点です。

 SwiftUIは、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TVと、あらゆるプラットホームのUIをデザインできる環境。これとWidgetKitが組み合わせられることで、アプリの活用方法としてのウィジェット、という定義がより明確化されるかもしれません。

 これまでMacにもウィジェットは存在していましたが、 macOS Big SurではiPhone・iPadと共通のウィジェットを作ることもできるイメージです。Apple Watchのコンプリケーションズよりは表現力がありますが、基本的には一目で情報を伝え、アプリや機能のショートカットとして働く役割は同じ。

 デジタル体験をよりコンパクトにしていく手段として、注目してみたいと思います。

(次回に続きます)

筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事
  • 角川アスキー総合研究所

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中