●SwiftUIとウィジェット
今回、アプリとしてウィジェットが面白い点は、SwiftUIによるウィジェット作成をする際、対応する環境がiOSに加えて、iPadOS、さらにmacOSもカバーできるようになった点です。
SwiftUIは、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TVと、あらゆるプラットホームのUIをデザインできる環境。これとWidgetKitが組み合わせられることで、アプリの活用方法としてのウィジェット、という定義がより明確化されるかもしれません。
これまでMacにもウィジェットは存在していましたが、 macOS Big SurではiPhone・iPadと共通のウィジェットを作ることもできるイメージです。Apple Watchのコンプリケーションズよりは表現力がありますが、基本的には一目で情報を伝え、アプリや機能のショートカットとして働く役割は同じ。
デジタル体験をよりコンパクトにしていく手段として、注目してみたいと思います。
(次回に続きます)
筆者紹介――松村太郎
1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。
公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

この連載の記事
-
第321回
トピックス
10万円前後のMacBook その存在は“ワクワク”か、“退屈”か -
第320回
トピックス
アップル「iPad Pro(M5)」、もはや“Mac代わり”になり得る存在に -
第319回
トピックス
ヘンテコな「iPhone Air」の良さがジワジワ伝わってくる。折りたたみモデルの布石としての設計とは -
第318回
iPhone
アップル「iPhone」「iPad」最も注目すべき4つの新機能 #WWDC25 -
第317回
Apple
アップル初のApple Parkでの開発者イベント、初公開の「Loop Building」とは -
第316回
Apple
「Mac Studio」アップルの多様すぎる接尾語について考える -
第315回
Apple
アップル「Mac Studio」登場で生じる、ラインアップへの疑問 -
第152回
Apple
アップル「MacBook Pro」ポート増加は敗北なのか -
第151回
Apple
iPhone分解アートと、Appleが目指す未来 -
第150回
Apple
アップル新型「MacBook Pro」どの構成で買うべきか -
第149回
iPhone
アップル「iPhone 13」4つの魅力 - この連載の一覧へ










