ファイア・アイは5月26日、プライベート/パブリック/ハイブリッドの各クラウド環境に向けた統合セキュリティー集中管理ソリューション「FireEye Cloudvisory」の提供開始を発表した。
ファイア・アイ(FireEye)はカリフォルニアに本社を置くセキュリティー企業。2020年1月にクラウドセキュリティー企業Cloudvisoryを買収し、CloudvisoryとFireEyeの技術を統合したソリューションを提供することとなった。
FireEye Cloudvisoryは、FireEyeクラウド・ソリューション・ポートフォリオをベースとしたクラウドネイティブなセキュリティーソリューションで、拡大を続けるクラウドやクラウド上の設定ミスの集中管理を実現。従来のセキュリティーでは導入が複雑でクラウドへの導入にはスケーラビリティーや追加投資の観点からも不向きといった問題を抱えていたが、それらの課題を解消するよう設計されているという。
クラウド上のアセットおよびワークロード、セキュリティー管理やイベントを可視化する集中可視化するツール、コンプライアンス違反を検知・修正、マイクロセグメンテーションを活用した攻撃の検知・防御などの機能を備える。また、「FireEye Helix」と連携して検出されたインシデントに対してインテリジェントな自動レスポンスを実施するといった同社の他のサービスとの連携も可能。
FireEye Cloudvisoryソリューションは、AWS、Azure、Google Cloud、Kubernetes、OpenStackのクラウド環境のほか、従来型仮想環境やベアメタル環境にも対応。SaaS、オンプレミス、スタンドアロンもしくはFireEye Helixと統合して利用できる。