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AIや深層学習、映像・CGコンテンツ製作などの事業向け製品を展開

サードウェーブが中国Inspurと代理店契約を締結、サーバー5機種を発売

2020年05月22日 15時00分更新

文● ASCII

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NF5468M5

 サードウェーブは、中国・Inspurと日本国内認定代理店契約を締結し、5月22日より同社製サーバー5機種を販売開始した。

 Inspurは1945年に設立され、トランジスタ事業からコンピューター・サーバー事業などを展開。クラウドデータ、クラウドサービスビッグデータ、スマートシティ、スマート企業の4大事業領域のもと、世界100ヵ国以上に進出し26ヵ国に支社・現地法人を展開し、2018年サーバー製品出荷総額世界シェア第3位を占めるグローバル企業グループ。

 近年、日本市場における流通チャネル構築戦略の一環として、国内のデータセンター、インターネットプロバイダー、ソフトウェアなどの主要各IT事業者との間で、認定代理店契約を締結してきた。そうした中、長年にわたる法人向けコンピューター・サーバー製品の製造・販売実績と経験を持つサードウェーブが、Inspurと日本国内認定代理店契約を締結することになったという。

 同社は今回の協業により、高性能とコストパフォーマンスを併せ持つInspur製品を、需要拡大が見込まれるAI・深層学習(ディープラーニング)、映像・CGコンテンツ製作、仮想化・組込みなどの事業顧客を中心に販売展開していくとする。

 今回サードウェーブは、Inspurとの契約締結を期に同社製ラックマウントサーバー「NF5468M5」をはじめ、「NF5180M5」「NF5280M5」「NF5288M5」「i24」の5機種を販売開始。

 NF5468M5、NF5280M5はAIクラウドコンピューティングや深層学習に適したNVIDIARのGPUソフトウェアハブ「NGC-Ready」認定済製品で、複数のGPUやストレージ、PCIeカードなど増設可能で十分な拡張性が確保されている他、2000W/2200Wの電源を搭載し冗長化されている点などが大きな特色としている。

 なお、同社サーバー製品の保守サービス内容はセンドバック修理・翌営業日訪問修理・当日訪問修理(9~18時、もしくは24時間対応)、期間1年・3年・5年と、要件によりそれぞれ選択可能な他、選択以外の保守サービスついても個別に提供可能。

 NF5468M5の主な仕様は、CPUが2CPU インテルXeonプロセッサー、メモリーがDIMMスロット×24(DDR4 2666 搭載可能、最大3TB搭載可能)、GPUがSXM2 NVlink/PCIE GPU対応(8pcs 300W GPU搭載可能、NVIDIAR Tesla V100/P100/P40対応)、ストレージが前面2.5インチ HDD/SSD×24、U.2 NVMe SSD×8搭載可能。内蔵ストレージはM.2 SSD×2搭載可能。拡張スロットはPCIe 3.0 x16を20基搭載。ネットワーク機能は、インテルdual 10GE FC NIC一体化を搭載。電源は、冗長化電源2000W/2200W(共に80Plus)、DC電源およびTitanium認証電源をサポート可能。

 本体形状は4Uラックマウント。サイズはおよそ幅435×奥行き830×高さ175.5mm(突起物を含まず)、本体重量およそ70kg(HDDや拡張カードなどフル搭載時)。

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