このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第196回
Xperia 10 IIはXperia 1 IIのコンセプトを継承しながら21:9の撮影など独自性も追求
2020年05月23日 12時00分更新
3眼カメラで多様なシーンの撮影に対応
もう1つ、Xperia 8と比べた場合の大きな進化ポイントとなるのがカメラだ。Xperia 8のメインカメラは2眼であったのに対し、Xperia 10 IIのカメラは3眼と、3D iToFセンサーこそ搭載していないものの構成はXpeira 1 IIと同じ。
3つのカメラの構成は、約1200万画素/F値2.0/焦点距離(35mm判換算、以下同様)26㎜の標準カメラと、約800万画素/F値2.2/焦点距離16mmの超広角カメラ、そして約800画素/F値2.4/焦点距離52mmの望遠カメラ。価格が違うので性能がXperia 1 IIに及ばないのは当然とはいえ、可能な限り近い構成が取られていることが分かる。
それゆえ風景を撮影する際は超広角、ちょっと離れた場所の被写体を撮影するなら望遠カメラといったように、幅広い撮影シーンに対応することが可能だ。性質が異なる3つのカメラが搭載されていることの意味は大きいといえよう。
Xperia 1 IIに搭載されている「Photography Pro」はないので、撮影には通常のカメラアプリを用いる。だがその分、自動的にシーンを判別して最適な設定をしてくれる「プレミアムおまかせオート」や、夜景を綺麗に撮影できる「ナイトモード」などの利用でき、手軽さを重視していることが分かる。
そしてXperia 1 IIにはないポイントとなるのが、通常のカメラで21:9比率の写真と動画を撮影できること。Xperia 10 IIは4K動画の撮影も可能だが、「Xperia 1」などに搭載されている「Cinema Pro」が搭載されていないこともあって、通常のカメラアプリで21:9比率の4K動画を撮影することも可能だ。
ちなみにフロントカメラは、約800万画素でF値2.0と、このクラスでは一般的な性能となる。もちろん背景をぼかしたり、肌や目などを補正したりできる「ポートレートセルフィー」は利用可能なので、セルフィーを撮る際には有効活用したい。
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