自分にとってのアライに感謝を伝える「#ThanksToMyAlly」なども
LGBTQ+コミュニティーのためのFacebook・Instagram安全ガイドを公開
2020年04月24日 13時30分更新
Facebook Japanは4月24日、4月25日~5月6日に実施される「東京レインボープライド」の取り組みを発表した。
今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響で、東京レインボープライドがオンライン上で開催されることを受け、同社は日本初の「LGBTQ+コミュニティのためのFacebook・Instagram安全ガイド」を公開。期間限定で利用できるInstagramの新機能など、オンライン上の取り組みでプライドウィークを盛り上げるとしている。
Facebook・Instagram安全ガイドを日本初公開
「LGBTQ+コミュニティのためのFacebook・Instagram安全ガイド」では、LGBTQ+コミュニティーの利用者に向けて、安心安全にFacebook・Instagramを利用できるヒントや、インスピレーションを与えてくれるコミュニティーメンバー、関連団体などを紹介する。
プライバシー設定で自分のアカウントを閲覧できる人をコントロールしたり、コメントを管理してネガティブな体験を避けたり、ポジティブなコンテンツや心の支えとなるコミュニティーを探したりするなど、FacebookとInstagramを利用するうえで、簡単に実践できる使い方を学べるという。
普段からFacebook・Instagramを活用しているコミュニティーメンバーや、日本語版の制作にあたって協力した関連団体からのメッセージも紹介。ガイドで紹介する人々や団体は以下のとおり(掲載順)。
・Kodo Nishimuraさん(メイクアップアーティスト/僧侶)
・瞬さん(モデル、タレント)
・KIENさん(モデル)
・杉山文野さん(NPO法人東京レインボープライド 共同代表理事)
・認定NPO法人 ReBit
・一般社団法人 fair
・NPO法人 東京レインボープライド
「LGBTQ+コミュニティのためのFacebook・Instagram安全ガイド」はPC版/モバイル版を用意。ガイドに協力した関連団体の公式サイトからも確認できる。
・認定NPO法人 ReBit 公式サイト
・一般社団法人 fair 公式サイト
・NPO法人 東京レインボープライド
LGBTQ+にまつわるハッシュタグがレインボーカラーに
プライドウィークの期間中は、LGBTQ+にまつわる50種類以上のハッシュタグがInstagram上で色鮮やかなレインボーカラーで表示される。
フィード投稿やコメント、プロフィールなど、アプリ内のさまざまな場所で、LGBTQ+コミュニティーや多様性を象徴するレインボーカラーを目にすることができるとしている。
これらのハッシュタグを付けてストーリーズをシェアすると、投稿した利用者の丸いアイコンがレインボーカラーのリングで縁取られる。対象となるのは「#LGBTQ」「#トランスジェンダー」「#セクマイ」など、英語と日本語のハッシュタグ。
今年はオンライン上で開催される東京レインボープライドの公式ハッシュタグ「#おうちでプライド」も期間中はレインボーカラーに変わるとのこと。
自分にとってのアライに感謝を伝える「#ThanksToMyAlly」
一般的にはLGBTQ+に共感し、支援する人々のことを指す「アライ(Ally)」。Facebook JapanはLGBTQ+コミュニティーにととまらず、さまざまな立場や考え方の人を、理解者・味方としてサポートする人々をアライと呼んでいるという。「誰もが誰かのアライになることができる」という考え方で、多様性を実現するために社内外のさまざまな活動に活かしているという。
このような考え方をより多くの人々に知ってもらい、互いに支え合うことの大切さや多様性を理解するきっかけにしてもらうために、つらいときに声を掛けてくれた友人、いつも支えてくれる家族など、「自分にとってのアライ」に感謝の気持ちを表現するハッシュタグチャレンジ「#ThanksToMyAlly」を立ち上げる。
Instagramストーリーズなどで「#ThanksToMyAlly」のハッシュタグを付けて感謝したい人へのメッセージを書き、次にバトンを回したい人のアカウントをタグ付けしてシェアするように呼びかけている。