このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

バルミューダがスピーカー発表「クレイジーと言われる自信がある」

2020年04月22日 11時30分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita) 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

●これからの生活に、この「箱庭」は要りますか

 ロックな社長がクレイジーなものを作るのはいいとして、問題は3万5200円を出すクレイジーな人がどれだけいるかです。

 もっとよく鳴り、コストパフォーマンスにすぐれたスピーカーはごまんとあります。普通に音楽を聴きたいだけなら光は邪魔だろうし、いまどきBluetoothスピーカーに正面から向き合ったり、部屋を真っ暗にして聴くなんてことはほとんどありません。音楽を目で見たけりゃYouTubeにPVやライブ動画があるわけで、なんでわざわざこんなもん買わにゃならんのだと思う人もいるでしょう。趣味のおもちゃでしょう、たっかーいバッカじゃないのと笑う人がいてもおかしくありません。

 しかし世にも奇妙なこの「箱庭ライブハウス」を欲しいと思ってしまったら、今のところ選択肢はバルミューダしかないんですよね。バルミューダというのはあらためてそういうところなのかもしれない。そしてこの新しい価値観が受け入れられるとしたら、それは今しかないのかもしれないと思えます。光の向こうに人の気配を感じるスピーカー。これからの生活に、この「箱庭」は要りますか。BALMUDA The Speakerは思わず人にそうたずねてみたくなる、なんとも不思議な新製品です。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ