本体はコンパクトで持ち運びに適している
まずは本体をじっくりとチェックしましょう。サイズは133.7(幅)×79.5(高さ)×26.2(奥行)mm、重量は255g(本体のみ)と、コンパクト。ボディーカラーは、ホワイト、イエローの2色展開。コダックのコーポレートカラーであるイエローのC210は、丸みを帯びた本体デザインと相まってポップな印象です。本体底面には三脚ネジの穴はありませんが、フラットなのでテーブル等の上に置けば集合写真などを簡単に撮れるでしょう。この底面の蓋を取り外して印画カートリッジを差し込みます。
カートリッジは通常のカードタイプとシールタイプの2種類を用意。カートリッジは1パック20枚入りで、他に30枚入りや50枚入りなどがあります。途中で抜き差し可能なので、オトナにはカードタイプ、子供にシールタイプといった使い分けができるでしょう。ちなみにカートリッジの値段は店舗によって異なりますが、約1500円~となっているようです。
側面にはmicroUSBタイプの充電端子を用意。フル充電までの時間は約90分ほど。なお、フル充電時は約20枚の出力が可能です。気を付けたいのは、購入した直後はフル充電にはなっていないことと、充電残量を確認する方法がないこと。利用する際は念のためモバイルバッテリーを別途用意していた方が望ましいかもしれません。
背面には撮影した画像確認と設定を行なうモニターと十字キーを配置。設定でモノクロ調やセピア調に色を変更することも可能です。なお過去に撮影した写真を選んで印刷するという使い方はできないばかりか、印刷後に同じ写真を再度印刷することもできないので、最初に必要枚数を把握しておくことをオススメします。
過去撮影したものを印刷したいという場合は、スマホで撮って、それを専用アプリを介してBluetooth通信で使うのがよいでしょう。アプリ上ではデコレーションや文字入力なども可能な上に、C210で撮影した写真よりも綺麗に出力できます。一方で、操作が煩雑になることは否めず、内蔵カメラではお手軽に、綺麗に出したい時はスマホから、という使い分けがよいでしょう。
レンズ横の小さなミラーは自撮り用の窓。ここに顔が映っていたら、おおよそフレームには入る、ということになります。またセルフタイマーが用意されており、自分を入れた集合写真の撮影にも適しています。