このページの本文へ

最新のWiFiセキュリティ規格「WPA3」を搭載

ヤマハ、クラウド型管理に対応した無線LAN AP「WLX212」発表

2020年04月14日 09時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 2020年4月13日、ヤマハはクラウド型ネットワーク統合管理サービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」に対応した無線LANアクセスポイントの新製品「WLX212」を発表した。

ホワイトとブラックの2色を用意

 WLX212は2.4GHz無線LAN規格(IEEE 802.11b/g/n)と5GHz無線LAN規格(IEEE 802.11a/n/ac)に対応するアクセスポイント。本体内蔵コントローラーによるオンプレミス(自社運用型)管理に加え、クラウド型ネットワーク統合管理サービスのYNOに無線LANアクセスポイントとして初めて対応。1年間無料で使えるYNOのライセンスが付属しており、複数拠点の無線LANの一括管理が可能になる。

YNOによる無線LAN管理のイメージ

 また、最新のWi-Fiセキュリティ規格である「WPA3」を搭載し、企業向けに高い強度を備えた192ビット暗号が利用可能になっている。さらに利便性を損なわずにセキュリティを強化する「Enhanced Open」を搭載。カフェやレストランなどの公衆無線LAN利用時に、パスワード認証なしで通信の暗号化を実現する。その他、「AP間プライバシーセパレーター機能」を使うことで、異なる無線LANアクセスポイントに接続した端末間の通信を遮断でき、情報漏えいや不正アクセスのリスクを減らすことができる。

 筐体は従来モデル「WLX202」に対し、設置面積を約30%削減した。壁や天井設置だけでなく同梱のスタンドによる卓上設置にも対応。内蔵アンテナの指向性あり/なしを選択することで、電波を飛ばす方向を切り替え可能になっている。さらに、白と黒の2種類の本体カラーを用意し、さまざまな環境で設置できるという。

 希望小売価格は3万9800円(税抜)。発売は2020年7月になる。

カテゴリートップへ