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アスキー編集部、在宅ワークはじめました 第7回

テレワークには向き不向きがある?これ試してみて!

意外と役立つ? 在宅勤務は性に合わないという人のための4つの提案

2020年04月16日 17時30分更新

文● 村野晃一/編集 ASCII

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 もうひとつ、在宅ワークで肝心だと思うのがこちら。

3.時間の配分は自分で決める

 これは会社で仕事をしているときでも同じといえば同じなのですが、たとえば通常3時間かかる仕事が奇跡的に1時間で終わったとします。会社で仕事をしていたら、2時間空いたからといって好き勝手なことはできませんが、在宅であれば空いた2時間はほぼ自由時間と同じ。残っている仕事を前倒しして進めるもよし。本を読むなりしてリフレッシュに当てるもよし。シエスタを決め込んで昼寝するのもいいかも。使い方は自分次第! ビバ成果主義! 現金なもので、そんなことを繰り返していくうちに、3時間かかる仕事が1時間で片づけられるようになるんですよ。2時間ご褒美タイムがありますからね!

 これと同時におすすめしたいのが、1日のタスク管理をすることです。その日までにやらなければならないことをリスト化して、終わったものからチェックしていきます。その日のタスクがすべて完了すれば、その日はもう仕事をしなくても問題ないはず。とはいえ、とかく会社は勤務時間で管理したがるものなので、必ずやらなければならない仕事を完了したら、あとは新しい企画を考えるなり、さらに仕事の効率を上げる方法を模索するなり、先の仕事を前倒しで進めるなり、仕事っぽいことをしていたほうが罪悪感は少ないです。

 また、在宅ワークを始めてもっとも厄介だと感じるのは、仕事とプライベートな時間の境界が曖昧になってしまうことです。就業時間内でもなんとなくルーズに過ごしてしまったり、就業時間を過ぎてもダラダラと仕事を続けたりしてしまうようになります。それが苦にならなければいいと思いますが、これをやると1日中仕事をしている感覚になって気が休まらなくなるという人もいるかと思います。そのためにも、その日やるべきタスクをしっかり決めて、それが終わったらその日はもう仕事をしなくてもいいんだ、と、自分で割り切ることが重要です。

 私の場合はGoogleカレンダーに予定を入れ、Google ToDoリストと連携させて、カレンダー内でその日やるべきことと予定を一元管理しています。カレンダーには、会議やミーティングの予定のほかに、リストにあるタスクを消化する時間も組み入れます。消化時間内に予定していたタスクが完了しなければ、さらに追加してどこかに予定を入れます。

昨年12月のクソ忙しかったときの私のGoogleカレンダー。日付上部にある青や赤の帯がその日のタスク=締め切り。青は私のタスクで、赤は他の人仕事の進捗管理用。タスクを前倒しして進めるようにすると、クソ忙しくてもそれほど仕事に追われる感覚がなく、気持ち的には楽です

 タスクリストは締め切りで、締め切り前までの日の中に作業時間をつくる、という感じです。逆に、その日のタスクをすべて終えて、さらに時間が余るようなら、もっと先に予定されているタスク作業の時間を前倒し、カレンダーを変更して進めたりします。これはその日のうちに完了しなくていい仕事なので、時間が来たらすっぱりやめます。たまに興が乗って就業時間を過ぎてもそのまま続けてしまったりもしますが、その分、どこかで空き時間をつくって勝手に業務時間を減らしたりしてます。

 なんのかんのと、家にいるときには誰かに常に見られているわけでもないんですから、やりやすいようにやったらいいと思います。締め切りの日までに決められたことがこなせていればあんまり文句も言われませんよ、たぶん。

 そして最後に、これをやっとくと「あいつは在宅のほうが仕事するかも」と周りから思われるTipsをひとつ。

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