ヤフーは3月30日、提供する事業者向けサービス「ヤフー・データソリューション」において、埼玉県、千葉県、神奈川県から東京都への来訪者数(推計値)の変化の調査レポートを公開した。
本調査は、新型コロナウイルス感染症対策として、東京都と近隣県との往来自粛などの影響の分析を目的に実施したもの。
先週末(3月28日、29日)の埼玉県、千葉県、神奈川県から東京都への来訪者数は、平時(2月1日、2日)比で約4割減となり、往来自粛の呼びかけが一定の効果をもたらしているとみられるとのこと。また、29日は関東の広い範囲で雪が降り、積雪があった影響もあると考えられるという。
2月3日週の週末から約2ヵ月の推移を見ると、2月下旬から来訪者数の減少が始まり、3月2・3週目の週末には、平時と比べて2割強の減少がみられた。3月21日、22日には、いわゆる自粛疲れや3連休となった影響もあってか、来訪者数は若干増加。しかし、3月28日、29日には大幅に来訪者数が減少して2月以降最大の減少となり、往来自粛要請の効果が示唆される結果となった。
なお、本レポートを含むヤフー・データソリューションは、利用者のデータを統計データとしたうえで、分析からわかったことを提供するサービスであり、個人を識別できるデータ (パーソナルデータ) については、利用者から新たに同意をもらわない限りは外部に提供することはない。