シートベルトを外します
全体を乾拭きして布部分は濡れ雑巾で拭けばいいかなと思ったんですけど、シートベルトがちょっと邪魔です。腰の左右と両肩がフレームに固定されていますが、ボルトどめだったので外してみることにしました。
いきなりバラしちゃうと組み直す時にわからなくなったりするので、ちょこちょこと写真を撮っておきます。
どこがどうなっていたかわかるように、外す前にパチリ
ベルトを固定しているボルトは間にスリーブが挟まれていて、目一杯締め付けてもベルトの金具が自由に動くようになっていました
ベルトは腰の2本と両肩の2本の4点式。それぞれがボルト1本で固定されています
外したベルトは左右それぞれ別のビニール袋へ。ほかの部品は左右共通っぽいですが、念のため、右の部品は右、左は左の袋に入れるようにします。
ベルトのラベル。2005年2月製のようです
ベルトにはだいぶボロボロになっていますがラベルがついていました。名称はUH-60A TROOP SEAT RESTRAINT SYS.。UH-60A用兵員拘束装置って感じですかね。こういうのって汎用的なのかと思ってたんですけど、UH-60シリーズ用どころかUH-60A専用品でした。
CAGE CODEは納入メーカーに割り当てられているコードで、78286は米シコルスキー・エアクラフト社です。機体のメーカーと同じですね。DATE MFD.はdate manufacturedの略で製造年月を表わし、2-05は2005年2月。もう15年選手ですね。そりゃボロボロにもなるわけです。
製造年月はMFD(ピリオドなし)とだけ書かれていることもありますが、その場合はmanufacture dateの略で意味は同じです。「RETIREMENT DATE」の表記はこれまで見たことがないんですけど、リタイアってことは使用期限みたいな感じなのかな。項目があるだけで日付は入っていませんでした。
背もたれの布の下の金具はピンでとまっていました
背もたれの布にはベルトがついていて、上下がコの字型の金具で固定されています。ここで問題になるのが上の金具。下の金具はただフレームにとめられているだけなのでいいんですが、上は吊り金具やスプリング、ローラーなどと一緒に固定されていました。ヘタに外すとバラバラになってしまいそうです。なので、これはそのまま置いておいて、下だけ外してみます。
背もたれの布をぶら下げている金具は、吊り金具のスプリングやローラーなどと一緒に固定されていて、外すとキケンなにおいが
下の金具はボルトではなく太いピンで固定されていました。
下の金具は太いピンでとめられていて、ピンが抜けないように先端に割ピンが付けられていました
抜け防止の割ピン。曲げられているところをラジオペンチでまっすぐにすれば外せます
割ピンを外してピンを引き抜きます。部品配置はこんな感じ
背もたれの下が外れました
割ピンは外すと強度が下がるので新しいものに交換した方がいいんですが、オリジナルのままにしておきたいので再利用します。クルマなどで使うのと違って、万が一折れて抜けても危険じゃないですしね。
コの字型の金具は表裏を変えないようにしたいので、これも写真を撮っておきます。

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