3月25日に正式開始したドコモの5Gサービス。ASCII編集部でも対応スマホ「AQUOS R5G SH-51A」を入手し、実際の5Gエリアで速度測定を実施した。
現時点ではどこに行けば繋がるか、あらかじめ探す必要がある
ここからの1年2年でどう状況が変化するかに注目
問題となるのが、実際に5Gで利用できるエリア。現状では限定的なスポットのみという点では3キャリアで同じ状況だが、ドコモにおいても五輪関連施設に、JRの主要駅や空港といった交通施設、ドコモショップの店内などとなっており、都心部であっても数えられる程度しかない。またイベント時以外には入りにくい場所や屋内のエリアではなんとも評価しがたい、というわけで、貴重な屋外のエリアである東京スカイツリーに向かった。
エリアと思しき場所に近づくと、アンテナ表示が自動的に「5G」に切り替わる。具体的なテスト結果については以下の画像のとおり(Google Speedtestでは、他と比べて常に極端に遅かったので今回は除外した)。600~700Mbpsの速度はほぼ常時確認できた。一方でアンテナがあると思しき方向に対し、石で作られた造形物の後ろに回ると200Mbps台に速度は低下。現時点で5Gで用いられている周波数の特性も実感した瞬間だ。
サービスが開始直後の現時点では、普段の利用で5Gのメリットを感じる機会は極めて少なくなりそうだが、エリア自体はこれからキャリア間の競争により、拡大が期待できる。エリアを含めた、国内における5Gの状況がどんな風に変化していくか、今後も注目していく予定だ。
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