徹底的に無駄をそぎ落としたXperia
「Xperia 8」の良さを改めてチェック
“Y!mobile初のXperia”として取り扱われている「Xperia 8」を1週間使ってみました。同機は、Xperia 1/5/8のシリーズではもっとも安価なミッドレンジモデル。過剰な機能を削ぎ落としつつ、整ったデザインと、日常で便利な使い勝手を備えているので、LINEやSNS、ストリーミングでの動画視聴、軽めのゲームアプリなどができれば良いという人にオススメです。Y!mobileでの一括価格は3万9600円(税込)。auやUQ mobileでも取り扱われています。
Xperia 8はギリギリ3万円台というお手頃価格でありながらも、デザインは洗練されていて、ハイエンドのラインナップと比べてもさほど遜色はありません。他社の似たような価格帯だと、「AQUOS sense3」や「OPPO Reno A」あたりがライバルかと思いますが、筆者の主観ではXperia 8の見た目が一番大人っぽい印象です。21:9の縦長画面も、シリーズの個性が良い意味で出ているポイントです。
背面は鏡面仕上げになっています。やや指紋やカメラ周りのホコリ付着が目立ちますが、ケースを装着するなら特に気にはならないでしょう。デュアルカメラは横並びで中央に配置されており、ロボットの目のようにも見えるのがちょっと可愛い。ただし、カメラ周りは数mm出っ張っているので、ケースを付けずに置くときにはここが触れることに注意が必要。端末同士を重ねるような持ち方は厳禁です。
縦長ディスプレーが一番の魅力
同機のディスプレーは、アスペクト比21:9の縦長画面。6型のフルHD+IPS TFT液晶を採用しています。すでに語り尽くされた文脈かとは思いますが、やはり「YouTubeを見ながらLINEをする」ような“ながら操作”に相性ぴったり。横向きでも使用可能です。ただし、マルチウィンドウ表示に非対応なアプリも少なからず存在することは、頭の隅に置いておきましょう。
なお、上位機種のXperia 5は、6.1型でHDR対応のフルHD有機ELを採用しているので、コントラスト比や階調の豊かさには差があります。とは言え、Xperia 8を単体で扱っている分には、写真や画像、ゲーム画面も十分綺麗に表示できていると感じました。たとえば「私は映画をどうしてもHDRコンテンツで視聴したいんだ!」とか「こだわりの写真を撮りたいのだ!」みたいなこだわりでもなければ、この差はさほど意識しなくて大丈夫です。
UIとしては、Xperia Aceと同じく「サイドセンスバー」が表示されていることがポイント。画面端に表示されるバーを操作して、素早い操作が可能です。ここを上にスワイプすると、マルチディスプレーに表示するアプリを選択できます。ちなみに、バーの位置は長押しからのドラッグ&ドロップで変更できるので、持ち方に合わせて微調整するのがオススメ。
そのほか、Xperia 8を扱っていて魅力的に感じたのは、濡れた手で触っても誤操作があまり起きなかったこと。風呂上りや、小雨が降り始めた屋外などでも問題なく扱えます。
この連載の記事
-
第518回
スマホ
モトローラの縦折りスマホ最高峰「motorola razr 50 ultra」は強化されたAIが楽しい -
第517回
スマホ
安く買えて普段使いに問題なし! バランスが良いオススメのミドルレンジスマホ3選 -
第516回
スマホ
カメラやAIの性能に違いはあるのか? Xiaomi 14Tと14T Proを使い比べてみた -
第515回
スマホ
日本発売が決定した可変絞りカメラ搭載のハイエンドスマホ「nubia Z70 Ultra」速攻チェック -
第514回
スマホ
2人同時に音楽を楽しめる青春スマホ「nubia Music」に新しい可能性をを見た -
第513回
スマホ
4万円で買えるゲーミングスマホも! コスパに優れたデザインスマホ「realme 13」シリーズがアツイ! -
第513回
スマホ
100倍望遠が実用的なスマホ「vivo X200 Pro」はカメラ性能が変わらず最強だった -
第512回
スマホ
ツァイスカメラ搭載のスマホ「vivo V40」は可変色LEDライトでポートレート撮影も得意 -
第511回
スマホ
価格も性能も妥協したくない人にオススメの王道ハイエンドスマホ3選 -
第510回
スマホ
スマホは高くない! 2万円台で買えるオススメ格安エントリースマホ4選 -
第509回
スマホ
着せ替えスマホ「CMF Phone 1」はカスタマイズが楽しいが実用面での弱点もあり - この連載の一覧へ