自宅でのスマートフォンのアクセス制限が強力なのが
「Google Nest Wifi」
アプリ制限や利用時間制限はAndroidならGoogleファミリー リンク、iPhoneなら「スクリーンタイム」を使う方法があるが、臨時休校の今など家にいる時間が長いならば家のネットワークでも細かく制限しておく必要があるかもしれない。
細かく子供用スマートフォンのアクセス制限をしたいのならば「Google Nest Wifi」がおすすめ。比較的高価な自宅用Wi-Fiルータだが、保護者が外出中でも保護者のスマートフォンから機器ごとのリアルタイムなデータ通信状況が確認でき、必要に応じて外部からもインターネット接続を遮断することができる。特に現在のように子供だけで家にいることが多い状況からすれば、リモートで操作できることは重要だ。
このほかにもアクセス制限ができるルーターは多数あるが、事前の時間帯設定だけでなく外部から細かくネットワーク接続のオンオフができるものは少ない。子供用スマートフォンだけでなく、共用PC、共用タブレット、Amazon Fire TV Stickを接続したテレビ、動画再生のできる画面付きスマートスピーカーまで、子供たちの学習を妨げかねない機器は家にたくさんあるが、これらも外出先から機器ごとにデータ量を確認でき、インターネット接続を遮断することできるのも「Google Nest Wifi」の特徴だ。
ちなみに「Google Nest Wifi」だけでなく従来製品の「Google Wifi」も同様の機能があるので、旧型で特価になっていればこちらを導入するのも悪くない。
そして、家のネットワークのオン/オフをしたとしても、スマートフォンがモバイルネットワークに接続してしまったら意味がない。MVNOの格安SIMのアプリで速度制限ができればいいが、そうでない回線の場合はどうするか。
機種固有の機能になるが、Wi-Fiが低速のときにモバイルデータに自動切り替えできる機種があり、現在格安で入手できるGalaxy A20はその機能をオン・オフできる。Google Nest Wifiで制限をかけたとしてもモバイルネットワークに自動的につながってしまうことをブロックでき、家のWi-Fiの電波を掴んでいる限り、通信制限をしっかりかけられる。Wi-Fiを手動でオフにされてしまう場合は対処できないが、そこまで知識がなければ有効だ。
利用する子供に合わせて最適な回線を
子供用ケータイは、3大キャリアの格安なサービスを使うことが有利なほか、スマートフォンなら速度切り替えのできるMVNOの格安SIMが便利だろう。
特にスマートフォンの場合、使いすぎの防止など、保護者の管理を強めたい場合は、提供機能をよく確認して通信事業者を選ぶと便利になる。うまく活用してほしい。
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