しっかり排熱できて長時間ゲームプレイできる筐体
手を出しやすい価格帯のゲーミングノートPC「Dell G3 15」、エントリーにもオススメの1台
2020年02月08日 15時00分更新
モバイル重視のノートパソコンのサイズは12.5型~13.3型前後が主流になっているが、ゲーミングノートパソコンは15.6型に着地している傾向にある。ゲームプレイに不可欠ともいえるGPUの搭載が大きく影響しており、幅広いジャンルに対応するゲーミングノートパソコンのほとんどは、15.6型以上だ。もちろん、より小型にできなくはないが、その分、コストが増してしまうため、性能と価格のバランスも影響している。今回チェックする「Dell G3 15」は15.6型になり、性能と価格のバランスのいいゲーミングノートパソコンだ。
Dell G3 15は約2.34kgで、持ち運べなくもないが毎日モバイルするのは難しい重さだ。またサイズはおよそ幅365.5×奥行254×高さ21.6mmと、これも運ぶ際にはそれなりの準備が必要になる。自宅内で持ち運んだり、ちょっと友人とオフラインでゲームするときに持っていく程度であれば問題なく、ちょっと重いなぁくらいですむだろう。ともあれ、半据え置きとして考えるといい。
価格としてはALIENWAREシリーズよりも安く、検討しやすい部類に入るが、構造についてはALIENWAREシリーズに近い。上記した通り、やや分厚いのだが、これには理由がある。Core i7-9750H、GeForce GTX 1050/1650/1660 Tiが選択可能なのに加え、長時間のゲームプレイでもへこたれない冷却構造が主な要因だ。CPUとGPUを物理的に離しつつ、デュアルファン冷却システムでガッツリ冷却している。吸気は底部、排気は後部からとなっており、設置時には本体周辺にある程度のスペースを確保する必要がある。
Dell G3 15のディスプレーは15.6型(1920×1080ドット)となっている(「Dell G3 15プラチナ 大容量メモリー・SSD+HDD・GTX1660Ti搭載」モデルのみ144Hzのリフレッシュレートに対応)。インターフェースを見てみると、外部ディスプレイも想定されており、高精細な画面で楽しむこともできる。とくに、後部にインターフェイスが集中しているため、本体+αの環境を構築しやすいだけでなく、ケーブルマネージメントもやりやすい。運用としては有線マウスや有線LANを後部に接続し、それでも足りなかったら両側面のUSBポートを使用すると、ゲームプレイ時の邪魔になりにくいハズだ。
Dell G3 15のキーボードはフルサイズとなっており、またテンキーも用意されている。キーレイアウトはDeleteキー周辺で好みが分かれそうだが、ゲームでもっとも使用する左部のレイアウトはスタンダードだ。打鍵感はごくごくフラットで、軽くも重くなく、馴染むまでの時間は短い人が多いだろう。
タッチパッドは大型である。FPSやTPSで使用するとなるとキツいのだが、ブラウザーやコマンド選択式のゲームであれば、困ることはない仕上がり。ゲーミングノートパソコンのタッチパッドとしてはよくできているため、開封した時点でじっくりと触ってみるといい。
Dell G3 15 | |
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製品名 | Dell G3 15 |
CPU | Core i7-9750H(6コア、12MBキャッシュ、最大4.5Ghz) |
グラフィックス | GeForce GTX 1050(3GB GDDR5)/GeForce GTX 1650(4GB GDDR5)/GeForce GTX1660Ti Max-Q(6GB GDDR6) |
メモリー | 8GB/16GB |
ストレージ | 256GB SSD(M.2 PCIe NVMe)/512GB SSD(M.2 PCIe NVMe)/256GB SSD(M.2 PCIe NVMe)+1TB HDD(SATA、5400rpm) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレー | 15.6型ワイド(1920×1080ドット)/15.6型ワイド(1920×1080ドット、144Hz、300nits) |
インターフェース | USB Type-C(DisplayPort Alt-Mode対応、GeForce GTX 1650以上搭載モデルのみ)、USB 3.1、USB 2.0×2、HDMI 2.0、有線LAN端子(ギガビットイーサネット)、ヘッドホン/マイク、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅365.5×奥行254×高さ21.6m/2.34kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |