16インチ MacBook Proの音質をニール・ヤングが批判
もしかしたらアップルは、ハイレゾの先駆けになったかもしれない
2020年02月03日 13時00分更新
先週海外のメディアが報じたニュースの中で、興味を惹かれたものに、ミュージシャンのニール・ヤングが“The Verge”のインタビューに答えて、アップルのMacBook Proの音質を貶したというニュースがある。
これはニール・ヤングがThe Verge編集長のNilay Patel氏とのインタビューで語ったもので、デジタル世代の若いミュージシャンの音楽制作と、Patel氏がレビュー執筆中の新型16インチMacBook Proの関係について聞かれて答えたものだ。
おもちゃみたいな音質だとコメント
タイトルは「Neil Young says the MacBook Pro has ‘Fisher-Price’ audio quality」というものだ。ここで言う「Fisher-Price」とは、おかしな価格というような意味ではなく、「フィッシャープライス」という海外では有名なおもちゃメーカーにちなんだものだろう。ニール・ヤングは「Macbook Proの音質はまるでフィッシャープライスのおもちゃのようだと語った」ということになる。
しかし時を10年ほど遡れば、ニール・ヤングとアップルは蜜月の関係だった。これは当時のCEOスティーブ・ジョブズが、自ら音楽ファンであり、オーディオ機器を自宅に揃えるなど音楽通であったからだ。
ニール・ヤングとジョブズは友人関係であり、ニール・ヤングは過去に「ジョブズはデジタルミュージックのパイオニアだったけど、家に帰るとアナログレコードを聴いてたよ」と語ってもいた。ニール・ヤングがオーディオ機器の音質を気にしていたことから、また何か音楽方面でアップルが動くのではないかという観測もあった。
しかしジョブズが2011年に逝去してしまうと、ニール・ヤングは2012年にCNNのインタビューに答えて「アップルはポーズボタンを押したかのようにオーディオの情熱を失ってしまった」と嘆いている。
これは勝手な推測に過ぎないが、そのままであればもしかするとハイレゾプレーヤーはアップルが先駆けていたのかもしれない。
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