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CES 2020レポート 第40回

Kingstonは、CESにてGen4対応のSSDやQi対応ゲーミングヘッドセットなどを公開

2020年01月12日 10時00分更新

文● 本間 文 編集●ジサトラハッチ/ASCII

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 Kingston Technologyは、CES 2020においてパートナーやメディア向けにKingstonブランドと、同社のゲーミングブランドであるHyperXブランドのプライベートスイートを設け、新製品や開発中の製品などを公開した。

HyperXの新製品群

 HyoperXブランドでは、ワイヤレス充電に対応したゲーミングヘッドセットや、スマホ用のグリップにもなる充電アクセサリなどが公開された。

「CLOUD FLIGHT S」は、現行製品のCLOUD FLIGHTのワイヤレス充電対応版という位置付けで、イヤーカップにQi充電機能を統合し、同社のワイヤレス充電アクセサリである「HyperX ChargePlay Base」などに置くだけで、充電ができるというもの。ヘッドホンドライバには50mm径のネオジムドライバを採用、PCやPS4との接続には、2.4GHz帯の独自無線方式の他、USBケーブルによる接続もサポートし、7.1chバーチャルサラウンドサウンドの再生を可能にする。

Qi方式によるワイヤレス充電に対応したCLOUD FLIGHT S

同社のワイヤレス充電アクセサリHyperX ChargePlay Baseなどに置くだけで、充電ができる

 イヤーカップには現行のCLOUD FLIGHT同様、ボリュームコントロールダイヤルやマイクのミュートボタンなどが装備されているが、イヤーカップにタッチボタンを搭載し、同社の統合設定ソフトウェア「HyperX NGENUITY」を用いて、ボリューム調整やメディアコントロール機能を割り振れるため、ワンタッチでチャットに最適なボリュームバランスに設定できたりする。同社は本製品を北米市場では2月に投入予定であり、価格は現行モデルのCLOUD FLIGHTと同じ159ドル(約1万7400円)に据え置く考えだ。

イヤーカップ下部にはボリュームコントロールやマイクミュートボタンなどを備えるが、新たにイヤーパッド部に4つのタッチボタンを備え、機能を割り振れる

 スマホ用のワイヤレス充電アクセサリとなる「ChargePlay Clutch」は、iPhoneやAndroidスマートフォンを挟み込むグリップ形状のモバイルバッテリにQi対応のワイヤレス充電機能を統合した製品。

 同社は北米市場においてゲームコンソール向けの充電ソリューションを拡大しており、昨年からソニー・インタラクティブエンタテインメントの「PlayStation 4」やMicrosoftの「XBOX ONE」、任天堂の「Nintendo Switch」向けの充電アクセサリを発売。昨年末には6000mAhのバッテリを搭載できるキックスタンドと、Joy-Conグリップをセットにした「ChargePlay Clutch Nintendo Switch」という同等の製品(ただし、充電はUSB経由)を北米市場に投入している。

 今回発表したChargePlayは、同社の充電アクセサリのエコシステムをゲームコンソールだけでなく、スマホゲーム市場にも拡大するものであり、北米市場向けには今年第2四半期に59.99ドル(約6600円)で投入予定ということだ。

スマホ用のワイヤレス充電アクセサリChargePlay Clutch

バッテリ部のみを取り外すことも可能で、予備バッテリを使えば、さらに長時間のゲームプレイが可能

6000mAhのバッテリを搭載できるキックスタンドとJoy-ConグリップをセットにしたNintendo Switch向けの充電アクセサリ「ChargePlay Clutch Nintendo Switch」

 このほか、HyperXブースには、11個のプログラマブルボタンを搭載し、Pixart 3389センサー採用することで最大16,000DPIまで設定可能なゲーミングマウス「Pulsefire Raid」を発表。マウススイッチには2000万回のクリック耐性をほこるオムロン製スイッチを採用。各ボタンの設定や、ホイールとHyperXロゴのRGB設定はHyperX NGENUITYから行なえる。

11個のプログラマブルボタンを備えるPulsefire Raid

 北米市場においては1月末より発売が開始され、価格は59.99ドル(約6600円)となる見込みだ。さらに同社初となるRGB対応マウスパッド「Fury Ultra」も発表され、Pulsefire Raid同様、北米では1月中に発売される予定になっている。その価格は54.99ドル(約6000円)となる。

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